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今日新たにいじめ予告が5通文科省に届いたそうだ。そんななか、石原慎太郎東京都知事が記者会見で「あんなものは大人の文章だ。理路整然としていて、私は違うと思う」と述べた。
これが住民を守る首長の発する言葉か。私は、石原東京都知事の発言を非常に不快に思った。私は、石原都知事は日本人では珍しく本音をはっきりいう人で、それが人気の一つでもあろうが、あまりにも攻撃的な発言が多いので、いい印象は持っておらず、むしろ嫌悪感さえ持っている。
これが、本当に中高生が書いた手紙であれば、本人はすごく傷ついているのではないか。いじめられるほうとしたら、いじめの実態を知ってほしい、早く助けて欲しいと言うメッセージを発しているのに、石原都知事の発言はあまりにもひどすぎる。
伊吹文科相は誠意ある態度で、手紙の内容について記者会見で述べた。いたずらであるとしても、人の命に関わることだからと迅速な行動で対応した。いつも行政は後手にまわることが多いだけに、私は伊吹文科相の行動に感心した。
その一方、石原東京都知事は、「とにかく親が関与すべきではないか。私なんか、子どもにけんかの仕方を教えた。非常に効果があって、たちまち相手を倒したら小学校で番長になっちゃった」と発言している。あまりにも的外れな発言だ。これが、日本の首都の首長であることに情けなく感じる。また、テレビで見た限り会見では「(いじめ予告をした子供は)甘ったれているんだよ」とも言っていた。私は甘ったれているとは思わない。いじめられる自分のことを理解してくれる人がいて欲しいのだと思う。大人が突っぱねては子供はどうすればよいのか。何の解決にもならないと思う。やはり、大人がいじめの実態を知り、いじめられてる子供のつらさを自分のことのように接してあげることが必要なのではないかと思う。
11日は、いじめ予告の手紙の投函地の教育関係者は、いじめ自殺をさせないために必死に努力されている。不幸な事態が起こらないよう祈りたい。また、自殺予告の手紙が連鎖的に届いているが、例えいたずらであったとしても、万全の状態で子供を守って欲しい。国がいじめに対して本気でとりこんでいるということを子供たちに示し、今現在いじめられている全国の子供たちに希望を与えて欲しい。
かけがえのない子供の命をやすやすと捨てさせないためにも、我々大人が守ってやらなければならない。
そして、最後に今日の石原東京都知事の発言は撤回してもらいたい。
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