最近物騒な事件が社会を賑わせている。
特に凶悪事件の低年齢化は深刻な問題であろう。
長崎で起きた種本駿君事件、佐世保の女児殺害事件、最近では奈良の医師宅放火事件など、私の時代では考えられないような年齢で凶悪事件を起こしている。最近ではもう未成年者の凶悪犯罪にはあまり驚かなくなった。
なぜ、今の子供たちは安易に人を殺そうとするのだろう。事件を起こした子供はいたって普通の子供と報道される。今のストレス社会が子供にまで及んできているのか。
最近思うのだが、公園で元気に遊びまわっている子供をあまり見なくなった。我々の時代は外で遊び、いろんなことを学んだ。遊びを通じて時には社会のルールを学んだこともあった。ガキ大将もいればいじめられっこもいた。そこで、子供なりに社会の生き方みたいなものを学んだように思える。
最近では、大勢で遊ぶ子供をあまり見かけない。私の偏見もあるかとは思うが、このことが少なくとも犯罪を起こす原因とでもなっているのではないか。
また、我々大人にも責任があると思う。最近先生の体罰が時折新聞記事に出ることがあるが、私の時代にはびんたなどの体罰は受けていた。体罰を容認するわけではないが、今では体罰にあった子供が親に言い、親が学校に怒鳴り込んでくるそうだ。昔は反対に親から起こられたものだが。しつけを先生におしつけるのでは、先生はたまったものではない。
今の大人には、子供にあまりにも無関心すぎると思う。ストレス社会が子供たちにも及んでいる中、いかに、子供と接触し信頼関係を築くことが重要であると思う。
子供のいない私がこんなことを言うのは、図々しいが、大人がいかにして子供の気持ちを理解してあげるかであろう。
今長崎では「ココロねっこ運動」が展開されている。この運動は、子どもたちの心の根っこを育てるために、大人のあり方を見直し、みんなで子どもを育てる長崎県の県民運動である。
子供の心を健全に、犯罪に走らないようにするために、我々大人一人ひとりが子供にどう接するべきかを考えなければならないと思う。
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