2009/11/29
●『スターウォーズ』小説
最近、安かったので『スターウォーズ』の小説を買ってみた。知っている人は知っていると思うが、単なる映画のノベライズではなく、映画のエピソードの前や、さらに後の話、あるいは間の話など時系列を追って多数のタイトルが上梓されている。
たまたま買ったのは、『ジェダイの帰還』のあとの話で、ハン・ソロの子供たちが若者として活躍する時代のはなし。
ここでも銀河は戦いにあけくれているわけだけれども、今回銀河の敵となるのは、ユージャン・ヴォングなる未知の種族。旧来の銀河文明と相容れない文化を持つ敵……ということなんだが、そうか、いままで銀河文明圏にはこういう文化なかったんだ……。なんというか銀河の危機を考えるひとたちもなかなか大変である。あまりに異質な敵を設定すれば、SFとしては面白いかも知れないが、多くの読者にはなんのことやらさっぱりわからなくなるだろうし。
そのへんの苦労がいろいろにじんで見えたりはするんだが、『バック・ロジャース』的なスペースオペラとしては充分に楽しい。
そんで、思ったのは「やっぱ銀河皇帝ってたいしたことなかったよなあ」ということ。言ってしまえば、それに対するジェダイもたいしたことなかったわけだが、今回読んだような新たな銀河の敵を前にしてしまうとやはりそう思わざるを得ない。
また古本屋で安かったら読もう。
しばらく金がないんだ。
買ったのはこれ↓

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