●シナリオアクションカードの活用
パラレルアクト基本セットを手に入れた、ごく少数の幸運なひとたちはもう知っていることですが、パラレルアクトには2種類のアクションカードが存在します。
片方がキャラクター用のアクションカード。
もうひとつがシナリオ用のアクションカードです。といっても、カードの作り自体はほとんど変わりません。5種類のスートのうちひとつの記号、0〜9までの数字、そしてワードが印刷されています。
通常のルールに従うと、しなりお用カードのワードには出番はありません。判定のために記号と数字を見るだけが基本ルールだからです。
しかし、せっかく印刷されているワードを使わない手はありません。
ぜひシナリオ中のイベントでの情景描写に使ってみましょう。
たとえばこんな感じです。
午後にさしかかって、《日差しが弱まって》きた。街道へ出る門を守る守衛が、俺に目を着けて行く手を塞いだが、にっこり《微笑んで》やったらあっさり通してくれた。ふふん、俺の魅力にまいったとみえるな。
これはシナリオ『カライへの密使』の最初の判定イベントからの描写ですが、《日差しが弱まって》の部分が、シナリオアクションカードを使った情景描写です。
シナリオカードだけでは、面積の都合もあって最小限の描写しかされていませんが、シナリオアクションカードを組み合わせることで、さらに周囲の様子がわかるようになりました。
またこのやり方なら、プレイの毎に周囲の状況に変化があります。
途中で出会う出来事、ひとびとも、回りの様子の違いでだいぶ印象が違ってみえるはず。つまりプレイヤーであるあなたの判断にも大きな影響を及ぼすはず。
晴れた日の午後に道ばたで脚を怪我した誰かに出会うのと、大雨の中で出会うのと、より助けてあげたくなるのはどっちでしょう?
このやり方はとくに複数のプレイヤーでプレイするときには効果が高いと思いますよ。
ぜひ試してみてください。
もちろんキャラクター用のアクションカードのワードも情景描写にどんどん活用してください。こちらは特にキャラクターごとにワードも違っていますから、活用しがいがあるはずです。
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