1年間楽しみに見ていた『仮面ライダーW』が最終回を迎えた。
初代シリーズ以来、楽しむためにはどこかしら目をつぶったり我慢したりしなければいけなかった『仮面ライダー』というシリーズで、初めて、手放しで好きだ、面白いと言える作品に出会うことができた。
このことにまずは感謝したい。
ありがとう仮面ライダー。
これから続くライダーたちにも、ダブルの魂が受け継がれますように。
ところで、ダブル以前のライダーだって好きなライダーはたくさんいる。でもやはり脚本が乱暴すぎたりして、2010年の今、誰にでも薦められるかといえばちょっと苦しい。
けれどダブルが現れてくれたおかげで、あらためて以前の素晴らしいライダーたちの活躍を「彼らの活躍があったから、ダブルがここにいるんだよ」と、ダブルを通じて紹介しやすくなったと思う。彼らの魂は確実にダブルという作品に受け継がれていると思うからだ。
むろん、単に過去のトレースだけで作品が成立するわけはないことは承知しているし、ダブルは当然それ以上のものなのだけれど、やはり今は「ああ、ライダーを好きでいてよかったなあ」という気持ちが大きい。
あらためて、翔太郎とフィリップの1年を見返していきたいなあ。DVD買いそろえるのはなかなか大変だけど。

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