●かきわりテレイン
ミニチュアゲームでテレイン(地形情景ミニチュア)は必須なんですが、なにしろかさばるのが難点(あとやっぱ高価)。
そこで、できるだけコンパクトに作れないかしら、という案を(何年か棚晒しにしたあげくようやく)かたちにしてみました。
1)よういするもの

テレインをプリントした紙。
スチレンボード
厚紙
両面テープ
あと、カッターマットとかカッターとか。
最初のひとつがまあ普通は用意しづらいわけですが、私の場合はちゃちゃっと描いてセブンイレブンでプリント(勝手に縮小しやがるのがうざいんですが、カラープリントサービスとしては安い)。
これをもとに工作を進めていきます。
2)両面テープを貼る

要は紙が反らない接着剤ならなんでもいいんで、最初からシール用紙にプリントできるひととかであれば、この手間はかけなくていい手間ですよ。
今回はプリントをセブンイレブンに頼っているのでその手は使えず、せこせこテープを貼ります。途中でテープが無くなっても慌てないように、予備のテープがあるといいですね。
3)テープ貼り終わり

台紙を丁寧にはがしてスチレンボードに貼っていきます。
4)切り出し

スチレンボードに貼ったテレインをこれまた丁寧に切り出していきます。
特に切断面が垂直になるように気を使っていかないと、ひどく安定を欠いたテレインができあがってしまいますのでここは集中して(でもナナメになっちゃうけどな)。
今回は手元にあった7ミリ厚のボードを使ってますが、こういう用途なら3ミリとかもっと薄いものでもいけそうです。画像みたいに断面が目立たなくなるし……。
5)組み立て

で、こんな感じに組み上がります。
……ちょっとでかく作りすぎた。設計にいろいろ問題がありますが原理はこういうこと。
建物はまた今度チャレンジしますよ。
6)塀と地面

まずは塀と地面を切り離します。
なんでかというと、それぞれ貼るものが違うからです。
7)地面を貼る

地面はここまで出番のなかった厚紙(工作用紙)に貼っていきます。
写真を見ての通り、テレインの台座として、その安定を保つための地面なので、厚さは必要ないからです。
8)塀もこのとおり

なんか簡易ジオラマベースみたいになってます。
9)小さく切り出して

地面パーツは、肝心のテレインが倒れないように支えてくれればいいので、適当な大きさに切り出して画像のように貼っておけば充分でしょう。
実際ゲーム用のボード(地面だったり、草が生えてたりしますよね?)に置いてしまえば、あまり目立たなくなるでしょう。そのための地面です。
10)まとめ
肝心のかきわり部分を作るのがハードルではありますが、工作そのものは簡単。
ちゃんとしたミニチュアのテレインに較べると、工作やゲームに使ったときの満足感は少なめですが、そうでなくてもたいへんなミニチュアゲームの移動と運搬のことを考えるとこういうのもいいんではないかしら。
……で、こういうかきわりテレイン売ってたら欲しいですか?
1)半完成品で欲しい(スチレンボードに貼り付け済み)
2)データで欲しい(工作は自分でできるし)
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※スチレンボード。安心のタミヤ製……は私は使ったことない……。

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