福島第一原発は、1970年初頭、運転開始後から『深刻な事故を起こせば、原子炉を長期間にわたって冷却し続けなければならない』とアメリカ原子力規制委員会(NRC)が認めていました。
NRCが危惧したとおりの事故が発生し、予測したとおりの冷却が続き、その処理水が溜まり続けました。挙げ句の果てに、放射性トリチウムを含む処理水を海洋に放出するというものです。
こうなると分かっていて、運転を続けた自民党政権。許せないですよね。15mの高波が定期的に襲うこの地域に、30m以上もあった高台を削って建設し、津波にさらした東電と自民党政権。
津波が来る前の地震動で設備が破壊された可能性が高いのに、津波のせいにして、他原発への影響を防いだ自民党政権。
私たちは老朽化、原子炉脆化、耐震対策、事故時の避難態勢などについて、関電を批判し続けました。3機共に深刻な事故を起こし、多くの死傷者を出したにもかかわらず、再稼働をしようとしています。
19日の臨時議会で、3号機再稼働誓願が2件出されることになりました。全てが出来レースでしょう。
このようにして事故は繰り返されます。一部の人達の、目の前のお金に飛びつく危険な行為ですが、私たちには止められません。情けないですよね。この国とこの町。

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