複数の新聞社から、2011年3月11日福島原発事故の取材がありました。いろいろな企画なされているようです。
なかなか時間がとれず、質問形式の事前取材には締め切り予定を上回り、催促の電話をいただきました。でも、慎重な取材ですよね。
原発を分かりやすく語るのは難しいですね。技術論をかざして安全性について話されると、多くの人は尻込みします。私もその一人です。
立地地域に住み、長きにわたって原発を見続けた物からすれば、技術論より、現実論です。
安全で、たくさんの雇用を要する原発が安全であるなら、電源三法交付金など創る必要がありません。
トヨタ自動車に「美浜町に生産設備を作って欲しい」と考えるとき、交付金など要求しますか。しないですよね。原発は危険と引き替えに、お金を自治体に垂れ流すのです。
事故やトラブルが起きる度に、風評被害が起き、お客様が逃げていきます。それでも自治体は「再稼働推進」なのです。「観光振興」「地域振興」なのです。
他の自治体よりべらぼうな交付金を受け取りながら、40数年を経て今なお「地域振興」。
わらい話ですが、笑えませんよね。

3