午前中、石地さんと二人で板材の納品に敦賀市へ出かけました。ユニックを借りて、狭い農道をくぐりぬけ、湿地の一角に材を納めました。農道の周辺は素晴らしい景観です。「ここならどんぐり倶楽部を開いてもいいなぁ」と石地さんと話しました。
植物の種類も豊富です。食べられる野草もいっぱいありました。「松下さん、ちょっと見てほしいものがあるの」と言われてスギ林に入ると、そこにはきれいな葉をしたわさびが1株生えていました。「これ、わさび?」。「うん、わさびですよ。スギ林の中でわさびを栽培することは可能ですよ」とお答えしました。
ノカンゾウ、ギシギシ、ヨメナ、などなど。食べられる山野草も多そうです。あまり人が入らない楚々とした風景がいいですね。そこに魅入られる気持は、すごく理解できます。注文をいただいた板材は、畔の上に敷いたり、畔の横に張りつけたりするそうです。湿地ですので、人が歩くと畔の形状が崩れるのでしょう。湿地の現状維持はなかなか難しいですよね。
納品を終えると、石地さんは田圃へ、私は購入しておいた丸太の輸送を行いました。ユニックを借りるために、納品と丸太の輸送を兼ねて、節約したわけです。輸送中にも、お客さまが2名こられ、作業が中断しました。ようやく輸送を終えたと思ったら、共同公園メンバーの「やんちゃ坊主」がやってきて、「道淵に倒れている杉を運びたいさかいに、ユニックを貸してくれ」と言って、うまいこと使われました。結局、今日のうちにユニックを返すことができず、どうだんつつじへの水やりを終えたのが、昨日とおなじ午後8時半でした。「あの野郎め!」(笑)
ぐったりです。どうだんつつじに水をたっぷりと与えると、葉の表情が変わります。本当に喜んでいるようです。これが心を慰めてくれるのですよね。今日も長い1日でした。

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