

「黒子のバスケ」 藤巻 忠俊著(集英社)。マンガ。
現在22巻まで刊行(連載中)。身体能力としては高くないが,中学時代に「キセキの世代」と言われたチームのメンバーだった主人公黒子テツヤ。彼は,存在感を消して見えないパスを出したりするゲームメーカーだった。
そんな彼が入学した,誠凜高校のバスケ部の活躍を描くマンガ。
学校はバスケ部ができたのが最近のため,2年生の先輩しかいません。ここにアメリカからの帰国子女であり身体能力の高い,火神を配し,かつての仲間である「キセキの世代」の他のメンバーとの戦いを描いていきます。
割とテンポよく進みますが,後半になるとやはり展開は遅くなってきています。新ワザを編み出して,それが打ち破られてといった展開は,巨人の星の大リーグボールを思い出させますね。
現在のところ,インターハイ予選を終えて,冬の大会の最中なんですが,何と言っても1年生という設定ですからね。このまま,2年,3年と連載していくのだとするとかなりのボリュームになりそうです。
また,少年マンガの鉄則として次から次へと強力な相手を出さないといけないので,ネタが続くのかといったあたりも気になるところです。
身体能力が高くなく,トリックスターのような選手を主人公に据えたところが新機軸でしょうか。

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