2021/10/18

可能性を狭めうる国立大学信仰  指導現場にて

10月も半ばを過ぎ、大学入試共通テスト(以下、共テ)の出願も締め切られました。この時期は、志望大学が決まっているのは当たり前ですが、実際に出願し受験する大学を決めなければなりません。国公立大学は共テの結果を見てから最終的な出願先を決めればいいですが、私立大学を受験する場合は、学部別の一般入試だけでなく、全学部入試や地方入試、得意科目の点数を倍にしてくれる特殊入試など、大学によって様々な入試があり、受験日や受験地も様々です。色々な要素を考慮に入れて、実際に受験する大学を決めるには、相当な時間と精神力が必要となります。

かく言う我が家も、長男(高3)が大学受験生です。先月のうちに受験する大学の入試制度の比較検討が終わって最終決定し、昨日、宿泊ホテルの予約も完了しました。受験生プランがある良心的なホテルを新宿で見つけることができて、親としても一安心です。受験大学の決定に逡巡して先延ばしにしていると、宿泊ホテルが予約でいっぱいになってしまったり、料金が高くなってしまったりして、対応が後手後手に回ります。大学受験で望む結果を出すには、勉強以外のところでも先手に行動し、一つずつ不安を解消していくことが大切ですね(^^)。
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しかし、受験大学が決定できない高3生が多く見られるのも毎年のことです。その原因の一つに、「国立大学信仰」があります。特に地方の進学校にありがちなのですが、生徒・先生・保護者の頭には「大学受験=国立大学」という変な等式が埋め込まれており、合格の可能性が低いのにいつまでもダラダラと全科目を勉強していて、結局どれもものになっていない場合が散見されます。

科目負担が大きければさっさと受験科目を絞って、私立の有名大学を目指すのも一つの手です。ネックになるのは学費の問題ですが、国立大学を目指してそのまま勉強を続けて浪人するよりも、現役で私立大学へ進学すれば、大学卒業時までにかかる合計費用にあまり差がないかも知れません。浪人しても国立大学の合格が保証されるわけではないので、その点も考慮に入れなければなりません。

しかし、科目を絞って私立大学を目指したところで、望む結果が出るとも限りません。これまでの指導経験上、秋以降に私立大学を専願にした生徒たちの中で成績が伸びた生徒は少数派です。科目を絞ったことで本人の気づかないうちに心に隙が出来、気づかないところで勉強のペースが落ちています。また、科目を絞った分、1点の重みは増すわけで、細部にまでこだわった勉強が必要になります。

どんな選択をしようとすべては自己責任ですので、受験結果は受け入れなければなりませんが、どんな結果でも後悔なく「やり切った」と思えることが肝要です。


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