2008/7/18

文脈が決める  指導現場にて

次の英文は、2003年昭和女子大学で出題された英文の一部です。
On an outward-bound train, which means a train heading for Kyoto or Osaka from Tokyo, the mountain is always seen on the right side.
(東京から京都・大阪へ向かっている電車を意味する下り線に乗っていると、その山はいつも右手に見えます。)
この英文は富士山の美しさを述べた文章の一部であり、the mountain が富士山を指すことは必ず分かります。

しかし、高校生に訳させると、outward-bound を辞書に載っている「海外行きの」という訳語を平気で使います。

そこで私は、「おいおい、日本に海外行きの電車なんて存在するのかい?常識で考えてもないだろ?辞書の意味を鵜呑みにしては駄目だ。単語の意味は、全て文脈が決定するんだ」と指導します。

語彙の意味は全て文脈(context)に依存しています。難しい単語に振り回されて、英文全体の意味まで気が回らず、長文を読み終わった後で、「結局、この英文で筆者が言いたいことは何なのか分からない」ということは、英語力が発展途上の場合、よくあることです。

単語に振り回されず、文脈に意識が集中できるようになるためにも、語彙力をつけることは大切です。



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