2008/11/9

国連英検受験レポート  TOEIC・英検など

本日、国連英検特A級を受験してきました。
16年前にB級を受験したことはありますが、特A級は初めての受験でした。以下、大問別の出題内容と感想です。

大問別出題内容
【大問1】国連の活動に関する知識問題(10問マークシート)
国連に関する知識問題です。英語で出題されますが、英語力は関係ありません。
GATTやUNHCRなどの細部に関する知識問題が出されていました。

【大問2】長文読解(10問マークシート)
オーソドックスな長文読解。トピックは、医療分野の遺伝子操作による治療の功罪について。パラグラフの内容理解や、文章全体の内容把握問題が出題されていました。
長さはA4サイズ2ページ分で、使用されている語彙レベルは、英検1級と比較できないくらいに高いです。

【大問3】誤文訂正問題(10問マークシート)
旧TOEICパート6で出題されていた誤文訂正問題。各英文に引かれている4箇所の下線部から、文法的・イディオム的に間違っているものを選択します。
各英文は、国連や国際情勢に関する内容で、雑誌や専門誌から抜粋した感じがしました。英文自体の内容が高度でしかも長いため、間違いを探すのは至難の業です。

【大問4】長文における語彙の使い方(10問マークシート)
A4サイズ2ページ分程度の英文で、単語や動詞句が10箇所だけ原形で示されており、文脈から判断して、適切な形に直す問題。【大問2】と同様、英文のレベルは英検1級とは比較できないほどの難易度。しかも、問題となっている単語や動詞句も、初めて見るものばかり。

【大問5】長文における語彙の言い換え(10問マークシート)
A4サイズ2ページ分程度の英文中、下線が引かれている10箇所の語彙について、言い換えさせる問題。【大問2】【大問4】同様、英文レベルは英検1級とは比較できないほどの難易度。しかも、問題となっている語彙のみならず、言い換えの選択肢の語彙も初めて見るものばかり。

【大問6】短文空所補充問題(10問マークシート)
各英文に2箇所空欄があり、そこに入る正しい語句の組み合わせを選ぶ問題。【大問3】と同様に、各英文は、国連や国際情勢に関する内容で、雑誌や新聞から抜粋した感じの文章。
選択肢の語句も初見のものが多く、使用語彙は英検1級以上。

【大問7】長文における語彙の言い換え(10問マークシート)
A4サイズ2ページ分程度の英文中、下線が引かれている10箇所の語彙について、言い換えさせる問題。【大問5】と同内容の出題。英文レベルは英検1級とは比較できないほどの難易度。しかも、問題となっている語彙のみならず、言い換えの選択肢の語彙も初めて見るものばかり。

【大問8】長文空所補充問題(10問マークシート)
A4サイズ2ページ分程度の英文中にある10の空所に、適語を補う問題。
それまでの大問と同様に、英文・選択肢の語彙は英検1級でもお目にかからない語彙がほとんど。

【大問9】エッセイ(200〜250語 論述)
トピックは“How can the UN help reduce ethnic tensions around the world?”
私は、「その国の民族数に応じて国連総会の投票権を配分し、国際情勢の意見調整の場に反映させる」という観点で論じました。

受験してみての私見
全体の感想ですが、英文の内容、使用されている語彙、構文のいずれをとっても、国連英検特A級は、実用英語技能検定1級の比ではありません。マケインとオバマの選挙戦についての英文も出題されており、極めて時事性が強いのも特徴として挙げられます。

私の出来ですが、【大問2】の長文読解と【大問9】のエッセイを除いて、全くもって自信が持てません。

ただ、毒を言わせていただくと、あそこまで難しいものを出題することで、国連英検が何を求めているのか理解に苦しみます。高度な内容で使用語彙が難しいものを出題する意味は分かりますが、【大問3】に見られるように、求められている英語力を測るのに的外れな英文を使っているため、英語試験としては大きくぶれてしまっている気がしました。

語彙レベルも難しいだけであって、実用性から言うと疑問符をつけたくなります。英検1級の場合、語彙問題25問は確かに難易度が高いですが、雑誌や新聞・テレビ等の実用的な場面で目にすることが多いからです。

また、英文レベルと出題数を考えると、試験時間2時間も多少厳しいです。
以上のことから、「受験者に対する配慮が足りないのでは?」感じてしまうほどでした。誤植もありましたし・・・。

まあ何を言っても、太刀打ちできなかった私の英語力の無さがいけません。「英検1級合格」に胡坐をかいていた自分に活をいれるには、十分すぎる内容でした。

今日からまた、地道に英語と向き合って行きます。


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2008/11/11  1:02

投稿者:管理人

♪keikoさん♪
今やっている勉強は是非とも継続されてください。揺ぎ無い英語力が培われる勉強です!
それプラス、受験するテスト向けの単語集を購入することは一理あります。
しかし、購入しただけで中途半端に終わると、精神的によろしくありませんので、その資格試験向けの問題集や過去問をやられて、その中の単語を拾っていくのが、最も効果的な方法だと思います。
英検なら『7日間完成 予想問題ドリル』(旺文社)、TOEICなら『TOEICテスト 新・最強トリプル模試3』(The Japan Times)をお勧めします。

2008/11/11  0:52

投稿者:管理人

♪pilotさん♪
お久しぶりです。コメントありがとうございます!
今回の受験で、語彙力の大切さを再認識しました。まずは、英検1級合格時に使用していた『Pass単熟語』をやり直そうかと考えています。
国連英検は過去問も高価ですので、英検1級過去問の徹底復習と、京大・慶應大(法学部)・上智大等の難解な評論文を出題する英語難関大学の過去問も利用してみようと思います。
合格した暁には、是非とも信○に取材されたいと思います!

2008/11/11  0:43

投稿者:管理人

♪ご参考になればさん♪
有益でしかも暖かいコメントを、いつもありがとうございます。
そうですね、まずは二次試験に向けての準備をしていこうと思います。
今回受験して感じたことは、「国連英検特A級は大人の試験である」ということです。
ラグビーの学生チャンピオンが社会人チームに挑戦しても勝てないように、私はまだその程度のレベルかもしれません。
大人の英語力へ昇華させるには、やはり語彙力と国際情勢に精通することだと思います。
今まで続けてきた勉強を継続させることが合格への近道と信じて、英語道を歩んでいきます。
今後も、アドバイスをよろしくお願い申し上げます。

2008/11/10  22:35

投稿者:keiko

こんにちは。国連英検なんてすごいですね!英語道さんはお忙しい身でもあるのに頭が下がります。
ご相談なんですが、私は毎日通訳ガイドになるために英語力をまずつけようと思い、「英文解釈教室」や「700選」を使ったりBBCニュース、JAPAN TIMESを読んだりして勉強をしています。自分の実力を測るためにTOEICや英検を受けようと思うのです。そこで単語なのですが、そのテスト専用の単語帳で勉強したほうがいいですか?どうもパス単のように単語の羅列は好きではなくていつもはニュースなどの文章からわからない単語を拾っているのですが…短期間で攻めるのであれば購入したほうがいいのでしょうか。またヒアリングや長文も直前になったら専用の問題集を買ったほうがいいですかね?ご多忙とは思いますがアドバイスをください。

2008/11/10  13:39

投稿者:pilot

英語道さんほどの実力のある方をして難しいと言わしめる特A級。すごすぎです。応援してます!!合格されたあかつきには信○新聞とかに取材されて記事になってほしいなあ!!って思います。ここらへんの田舎で勉強している人々の励みになりますよ!!

私はまだ1級不合格の身ですが1級の単語はかなり日常的に使われているなあと、英語道さんがおっしゃっているように感じています。


http://www.asahi-net.or.jp/~pp4s-ymd/1100-home.html

2008/11/10  13:01

投稿者:ご参考になれば その2

最後は、最近の世界情勢でなにか気になったことはないかという質問でしたので、当時、ジンバブエのムガベ大統領の弾圧が問題となっており、国連に関しても非難決議案がロシアと中国により否決されたというニュースが報じられていたので、常任理事国の拒否権の問題点と今後のAfrican Unionの役割の重要性などについて話したのを覚えています。他の試験官の質問を全くわかりませんが、順番を待っている際、隣の部屋からもれ聞こえた内容からすると、国際情勢に関する質問が中心になるのは間違いないと思います。最近の時事問題としては、やはり金融危機、食料問題が聞かれると思うので、関連時事用語と自分の意見はまとめておいた方が良いと思います。自分の印象としては、英検1級の面接より組みしやすい感じでした(芸術と科学とどちらが重要か?なんていう話題を話した記憶があります)。自分の英語教材のソースがBBCやCNNなので時事ネタには自然に強くなったのかもしれませんが。
4:服装について
何でもよいのでしょうが、試験官はずいぶんPoliteな方たちで、部屋に入るとき、出るとき、私のところまで来てくれ、丁寧に自己紹介と握手までしてくれましたので、彼らがちゃんとスーツを着ていましたから、それなりの服装でいかれるのがよいと思います。

雰囲気は伝わりましたでしょうか?
ご健闘をお祈り申し上げます。

2008/11/10  12:59

投稿者:ご参考になれば その1

お疲れさまでした。決してあきらめず2次試験の準備をされるとよいかと思います。私の経験を忘れないうちにお教えいたします。

1:質問票の記入
試験の前に配布され記入します。趣味や愛読書などを聞かれます
2:試験官および質問時間
Native1名と恐らく外務省関係の方1名で構成されていました。時間は15分間だったと思います。
3:質問内容
わたしの場合、まず当たり障りのない会話の後、3つの質問を受けました。
ひとつめは、Nativeからで、私の質問票に書かれていた愛読書(O’ Henry:本当は別に愛読書ではなくたまたま100エッセイ集を四苦八苦して読了したところでした)の有名なストーリー―若く貧しい夫婦がお互いの大切にしていた金時計と長い髪を売ってクリスマスプレゼント(金時計と櫛)を買った話―に触れて、このストーリーと国連に関連することは何か?といった内容でした。WHOの職員であるフランス人の医師がベトナムで自分の命をなげうってSIRDSのPANDEMICを防いだという話をあげ、どちらも他人のための自己犠牲という点で関連があり、PKOなど国連の職員の自己犠牲のもとに活動が維持されている、というように答えました。ふたつめは、日本人の審査員からで、先進国サミットについてどう思ったかという内容でした。二酸化炭素削減が大きなテーマであった会議で、アフリカやアジアの多くの国が参加して二酸化炭素削減を共通認識としたのはよいが、福田首相の掲げた具体的な数値目標に対する賛同は得られず、拘束力もないなど、実現はかなり疑問視されるといったことを話しました。

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