この1週間、我が家の畑にある
収穫時期を過ぎた
野菜類を食べる機会が相次いだ。いわゆる
「終わり初物」というやつである。
「終わり初物」は収穫期の終わりごろになって成熟し、初物と同じように珍重される野菜や果物を言う。大半が
市場には出回らず、
農家だけで消費されているものだ。ほとんどのものは、この時期の方が味が乗って美味しいのである。それは
生産者のささやかな
特権と言えよう。
1つ目が
イエロー中玉トマト&
イエロープチトマトのトマトである。夏場に
ブログで紹介したことがあるが、
イエロー中玉トマト(イエローオーレ)は甘さが足りず、あまり美味しいものではないと書いた。ところが、この時期に食べると何と
甘みを増して美味しいではないか。しかも、人間は現金なもので、
品薄になってくるころは特にうまいと感じる傾向が強い。収穫も終わりごろになると、
名残惜しさからもっと食べたいという
欲求も増してくる。
2つ目が
トウモロコシだ。これまた、
お盆の頃より
甘みが増して美味しいのである。これはまだ畑に残っているので、もう少し食べられそうだ。残り分は
冷凍にしておく方法もあるが、
冷凍はどうしても食味が落ちるのは否めない。美味しいうちに食べた方がいいだろう。
3つ目は
ゴーヤである。これは前から収穫して置いたのだが、長く置くと柔らかくなって食べられなくなってしまう。先日、定番の
「ゴーヤチャンプルー」にして頂いた。これも終わり初物と思うと味わい深いものである。
ビールを飲みながらたくさん食べることができた。この前、
妹が
「ゴーヤの佃煮」を作って持って来てくれた。これが何とも
絶妙であり、ご飯によく合う。相当量の
カツオ節を使っているようだ。さらに
黒砂糖を使って煮込んでいるという。
ナスもまだなっているので、しばらくの間はまだ食べられそうである。だいぶ前になるが、
ミョウガも収穫しておいて
「味噌漬け」にしておいた。こちらも機会があったら後でアップしようかと思ったが、
女房が
「ブログにアップできるようなものでねえがらあ」と言うので、
ボツの可能性が高い。

手前がイエロープチトマト

今になって甘くなってきた中玉イエローオーレ

トウモロコシは畑で収穫して中身だけを持ち帰った。

茹であがったトウモロコシ。甘さも十分で美味しい。

本年最後のゴーヤチャンプルー。今年は5、6回は食べただろうか。

妹の作った「ゴーヤの佃煮」。カツオ節と黒砂糖が決め手という。赤いものはニンジンのようである。

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