昨夜は
新ソバに
舌鼓(したつづみ)を打った。喜多方市在住の
S子叔母が、
喜多方市山都町に住む
友人が打ったソバを我が家の分まで届けてくれたもの。おかげで、この時期になると毎年
新ソバにありつける。
「山都そば」となると、全国に名が知れるほどのファンも多い。名実ともに
日本一と言ってよいだろう。
筆者もだいぶ昔になるが、
1回だけソバを打ったことがある。
ノシ棒、ソバ包丁、コマ板などそこそこの
七つ道具を持っていたのだが、家を新築する時に片付けてしまい、今ではどこに行ってしまったのか記憶にない。
女房は
道具が出てくることを望んではいない。ソバ打ちを始めると、
後片付けをやらなくてはならないからである。そんなわけで、それ以降は食べることに専念している。ただ
茹でることだけは自信がある。何十回もやってきて、茹でる時の
ソバやお湯の量、ソバの
太さによる
茹で加減、
冷水の使用など
「能書き」が頭にしみ込んでいる。
ソバを打つ人は、腕が上がれば上がるほど細く切るようになる。もちろん
経験が浅いと細くは切れない。筆者はやや
太めの方が好きである。ソバの
味がよくわかるからだ。細いとどうしてもソバの味がしないのである。どちらかと言えば、
都会的な人は細いのを好む傾向にある。
ソバの箱の中には必ず
「能書き(マニュアル)」が入っている。それは少しでも
「美味しく食べてもらいたい」というソバ職人の願いが込められているからだ。茹で方ひとつで、ソバが台無しになってしまうこともある。
さらに、蕎麦には
ルチンや
ビタミンBなどの
栄養がたっぷり含まれている。これらの栄養は水に溶けやすいので、
ソバ湯(ソバを茹でた湯)を飲むことで、栄養を無駄にせず食することができる。 これから冬場に掛けてソバの美味しい時期が続く。

頂いた本場の「山都そば」

細くきれいに切り揃った美味しそうなソバ。箱の中には必ずと言っていいほど、「能書き(マニュアル)」が入っている。

「能書き」と一緒に「そばの効能」まで入っていた。クリックして拡大して見てほしい。

氷を入れた冷水で洗うのがコツである。ソバが良く締まってコシがでる。

きざみノリをトッピングして出来上がり。タレはワサビに大根おろしを加えると美味しさが倍増。

0