今年は我が家の
梅がほとんど生らずに終わった。昨年も一昨年も豊作であったが、今年は
「梅わっさ」する機会がなかった。
28日の夕方、畑に行って
梅を収穫したが、
5本の木で
30個ぐらいか。しかも、収穫時期が遅れたために、実が
黄色で柔らかくなっていた。数日後、一部腐ったものを捨てたので、更に少なくなった。
梅漬けにも
梅酒にも届かない数量であるが、取り敢えず
保冷庫に入れて置くことにした。
畑にある
大八朔の
柿も同様である。ほぼ
全滅に近い。
干し柿用の
蜂屋柿はまだ確認していない。何故にこのような
被害が起きたかと言えば、
4月に降った
霜による
凍霜害である。柿や梅の
花芽に雪や霜が当たれば、
開花することはない。さらに
結実することもない。
会津身しらず柿には甚大な被害が生じた。
暖冬で
発芽期が1週間ほど早まっていたが、4月12日未明に降りた霜に花芽がやられてしまったのである。会津若松市門田地区の
会津身しらず柿は
献上柿として有名だが、
柿栽培農家の打撃は大きい。
会津美里町の
高田梅も甚大な被害が発生した。我が家の柿や梅などは
自家用であり、出荷している農家から見れば被害の部類には入らないだろう。
それにしても、梅わっさ(いじり)、柿わっさのない年など今まで経験したことがない。
●関連サイト
5月24日付け福島民報
【6月14日撮影】

梅が全くない状態にショックを受ける。

梅を見つけるのが難しい。過去にこのような経験はない。
【6月28日撮影】

梅の姿が見えない。それでも黄色くなっていたので、生っているものは目に入る。

生っている実を探すのがやっと。

梅を収穫するエンピロ。自慢の高枝切り剪定鋏も出番が少ない。

これで収穫した梅が全部とは情けない。

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