金山町を走る
国道252号線の
只見川に架かる
二本木橋の
仮橋が完成し、
20日に開通となった。
二本木橋は
7月末に起きた
新潟・福島集中豪雨に伴う
只見川の氾濫により流失した。
国土交通省北陸地方整備局が
10月から建設を進めてきたもので、
流失前と同じ場所に架けられた。仮橋の完成で
冬場も安定した通行が可能になり、
横田地区と
大塩地区を始めとする
地元住民だけでなく、
仕事や観光で橋を利用する人達からも喜ばれている。
同じ場所に仮橋が架けられるという話しを聞いたときから、
新しい橋はどこに架かるのだろうと関心を引いていたが、最近の
新聞報道によれば、現在の場所から
上流約270メートルの地点に
新しい二本木橋が架けられる予定とのこと。ただ、
橋の名前が
「二本木橋」として残るかどうかは今のところ定かではない。勝手な推測だが
「新二本木橋」となることも考えられる。また、270m上流となれば、
地名が二本木でなくなるので
新しい名前がつくこともあり得る。しかし、地元民からは
「二本木橋」の名前を残して欲しいという要望は多いはずだ。
一方、
滝沢地区と
田沢地区を結ぶ町道の只見川に架かる
田沢橋の
仮橋もこのほど完成し、通行が可能となった。こちらは
落橋した田沢橋が老朽化し、なおかつ狭隘なため、
新しい橋の建設途中で事故は起きた。そのため、
本橋建設を中止し、冬場の通行を優先させた。こちらも
同じ場所に仮橋を建設したので、工事現場の方に尋ねてみたところ、来年雪が消えてから
仮橋を解体しながら同時に新しい橋を架けて行くのだという。つまり、
資材運搬などに
仮橋を利用しながら工事を進めて行くということである。今まで使われていた
迂回路は、道幅が狭く雪崩の危険もあり
冬季間は通行止めとなっている。仮橋の完成で、
陸の孤島となるのは避けられ、田沢地区民の喜びは大きい。
昨日は、仕事で両方の橋を渡って来た。今まで
迂回路を使って
遠回りしていたが、従来の経路で通行できることが、これほどありがたいと感じたことはなかった。

流失した二本木橋。【8月1日撮影】

完成した二本木橋の仮橋。【12月22日撮影】

仮橋は元の橋と同じ場所に架けられた。この上流270mの所に新しい橋が架けられるという。

落橋した田沢橋に続く損壊した町道。【8月1日撮影】

新しい橋梁工事が進められている途中で、田沢橋の流失事故が起きた。

完成した田沢橋の仮橋。【12月22日撮影】

来年から本橋工事が再開するが、仮橋を解体しながら、同時に新しい橋の架設工事を行なうという。

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