3月11日(水)渋谷オーチャードホール
Jackson Browne 来日公演
先週のCSNライヴの興奮冷めやらぬまま
ジャクソン ブラウンのライヴを迎えることに
なりました。
前回レポートしたようにCSNの第二部途中に
ジャクソンは飛び入りで一曲。
「共演できて光栄です!」とナイスガイ振りを
見せてくれました。
今日は彼が主役の日。
僕がリアルタイムで聴いたのは「Lawyers In Love」
からです。
その頃はスプリングスティーンが好きだったので
No Nukesの出演などでもジャクソンの名前は
知っていました。
今年に入ってからのセットリストを調べると
かなり固定されているセットのようで
是非ライヴで!と思っていた
Late For SkyやStay、
思い出のLawyers In Loveは
最近演っていないので残念でしたが
オーディエンスからしつこく「Late For Sky!!」
と声が掛かっていて「君、明日も来る?」なんて
返していたので 残りの公演でプレイするかも
しれませんね(笑)
Take It Easyは「7人の女を思い出すけど
4人は俺を束縛し、2人には石を投げつけられ
1人はただの友達って言われたよ〜
まぁ、気楽に行こうぜ〜」なんていう詩ですが
子供の頃は こんな歌のどこがいいのだろう?と
思ったものです(笑)
バンドも本当に良い演奏で
ギターのヴァル マッカラムを軸に
グレッグ リースのペダル スティールが
見事に絡みます。
ジェフリー ヤングはキーボードですが
バックコーラスの声が本当に綺麗でした。
ドラムのモウリシモと
ペースのボブ グラウブのリズム隊も
さすがという安定感でした。
女性ふたりのバックコーラスは
ジャクソンが支援している非営利組織からの
抜擢だそうでゴスペル出身ということで
Our Lady Of The Wellでの歌声は
涙ものでした。。。
そして何といっても昨日は
3月11日。
国籍に関係なく あの日に起きたことを
忘れてはいけないと思います。
そのことを汲んでくれたジャクソンは
追悼の意と共にアルバムLate For Sky
に収録されているBefore The Delugeを
ラストにプレイしてくれました。。。
BEFORE THE DELUGE
by Jackson Browne
夢を追い求める人々
無邪気な人々
未来のことばかり考えて
計画を練っているのだ
無垢のエネルギーを含め
彼らは道具を集めていた
自然に戻る旅を始めるために
彼らには必要だったんだろう
隙間から砂がこぼれ落ちる間に
金の指輪を求めて彼らの手が伸びる
心とともに
彼らはお互いの意志を
隠れ家を作るために向ける
大洪水が到来する前の
この苦難の歳月に
喜びを知っている人々
苦痛を知っている人々
現在のこの瞬間だけを
刹那的に生きる人々
血気に任せて勇敢で狂気じみた翼に乗り
彼らは雨の中を飛び立った
かつて美しかった羽は
引き裂かれ
結局くたびれた翼は
平穏な人生への服従のために取引され
愛の輝きとほのかなぬくもりに
交換されてしまった
きらめきとルージュのために
大洪水を前にして
たちまち人心は押し流された
さぁ、音楽で我々の気持ちを高めよう
建物の中で子供たちを濡らさないように守るんだ
天地創造の秘密を明らかにして行こう
少しずつ、少しずつ
我々の心の中で失われた光が
空に届くその時に
権力で美しさを偽造できることを
学んだ者たちによって
地球が残酷な扱いを受けていることに
怒りを覚えた人々
彼らがこの地球を守ろうと
奮闘しても混乱を招くだけ
最後に審判が下されるときの
地球の猛烈なマグニチュードにより
砂がさらわれ覚悟の時が到来し
丸裸にされた夜明けの中では
僅かな人々しか生き残っていない
彼らがこんなに単純で
壮大な出来事だったのだと
理解しようと思案する中で
彼らは生き続けなければならないことを
悟るだろう
この大洪水の後で

PAの方のリストを拝借、、、
ジャクソンの優しく、力強い声に感動し
爽やかな気持ちでホールを出ると廊下に
ピーター バラカンさんが。
「良いコンサートだったね!」とばかりに
満面の微笑みで握手をしていただきました。
外はまだ寒かったですが
心地良く帰途につくことができました。。。

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