上野の森美術館で開かれているサルバドール ダリ
生誕100年記念回顧展に行ってきました。
シュールレアリズムの巨匠として知られるダリですがロックミュージシャンからの信奉も厚く
ロック史にも大きな足跡を残してきました。
僕も美術史よりはロック側からダリのことを知ったので 強い興味を持ち、旅行先の美術館や都内での
展示会などは足を運ぶようにしていました。
今回の展示で印象に残ったのは綺麗な青の使い方
でした。
ダリの絵は 荒野や砂浜をバックにしたものが有名ですが海や闇夜を描いたような深い青は本当に
綺麗な色でした。
そして何といっても有名なのは あのグニャっと
歪んだ時計の絵ですね。
アインシュタインの理論にインスパイアされた、とかインポテンツへの恐怖、など様々な
解釈があるようです。
「評論家が私の絵を解るわけがない。私だって解っていないのだから」
そんなようなことをダリは言っていたようです。
まったくもってシュールレアリストですね(笑)
1983年発表のMoney And Cigarettesのジャケ写ではグニャっと歪んだ赤いストラトキャスターの横に
シックなスーツで決め タバコを持ったエリックが立っています。
このアルバムのオープニングを飾るのは今ツアーの
セットリストにも入っているEverybody Ought To Make A Change。(この曲はロニー レーンがかかってしまった多発性硬化症という病気の
アウェアネスとして開かれたARMSコンサートの
オープニングでもありました)
ほかにも当時の奥様パティのことを皮肉ったShape You're In、ベストアルバムなどにも収録されている
I've Got A Rock & Roll Heart、Crosscut Sawの
カバーなど改めてみる聴いてみると話題の詰まった
アルバムです。(実はそんなに聴いていなかったのですが(笑))
曲自体にダリの影響は見られませんが精神的なインスパイアがあったのだと思います。
このダリ的ストラトキャスターもオークションに出たら高値がつきそうです。
実際に弾くには さすがのエリックでも難しそうですね(笑)。


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