子供達が成長とともに本を好むようになって
私の実家でカビの・・生えていた本を少しずつ移住させています。
ちょっと自己満足すぎる表現ですが、
私が、小さな頃に繰り返し読んでとせがんだ本を
時を越え、こどもたちと再び読む幸せ。
次女胡春が「きはいいね」とほほえむ顔が大好きな本。

自然の中で育った作者が木や森との生活のすばらしさを
とても素直に率直に表現したアメリカの作品とあとがきにあります。
木はいいなあ に始まり、川のまわりに生える木や
木がいっぱい生えると森になる、1本でもあれば木は葉っぱを
生い茂らせ木陰をつくったり、
落ち葉で遊ぶ子供の姿を描いたり、木陰で昼寝をする人や動物を
描いています。
ゆっくりと言葉を読み進めながら、優しい絵を眺めるのが
私はとても好きです。
じっと絵を見て笑ったり、
いろいろ想像するのでしょうか 思い思いに子供達は
感想を話してくれます。
言葉が少ない本を楽しむには想像力をとても必要だと思います。
幸運にもうちの子供たちは木や森に囲まれて生活していますので
この本に登場する人々と木のかかわりを理解し
自分に置き換えることができるのだと思います。
子供達はとてもとても幸運だと、私は思います。

最後のくだりは、私の一番大好きなところです。
木を植えるといいよ、といったうえで
(後ろで手をくみ大きくなる苗木を見守る絵の子供が
長男颯太に見えてほほえましくなります。)
育ちゆく苗木をみせながら、「この木、ぼくが植えたんだよ」って
いいます。
それをみた子がいえに帰ってじぶんの木を うえるよ。と
締めてあります。
この本を読むと木を植えたくなりますし、
小さなエコ!!になるのですね。
エコ、別にそれはいいとして
子供が喜ぶだけでそれだけで十分な気もします。
もしこの本を図書館ででもお見かけになったら是非
手にとって眺めてみてください。