猟期もあと2日。
11〜12日にかけて降った大雪が、今までの足跡をすべてリセットしてくれたので
13日以降(13日は駆除だったが)の成績を後押ししてくれている。
今シーズン、頻繁に出入りを繰り返している「斧研(よきとぎ)」に短足の新しい足跡がバッチリついていた。
しかも複数が入り込んでいるようです。
最低3つは居そうなのでワクワクしてきますね〜。
人数は6人なのでタツマが2本足りないが、今までの経験からタツマの位置を2人が移動ダツすることで穴埋めをすることに。
そうなると勢子もコース取りを慎重にしなければいけません。
寝屋予想をして、ポイントポイントでじっくり攻めてみましょう。
いつもの場所から放犬。
犬を誘導しながら進んでいると、ま新しい雄鹿の糞が・・・
「ヤバいな」と思った瞬間、犬が一気に伸びていく。
鹿に乗っちゃったようで、啼きながら遠のいていく。
下のタツマに届く前で横に切れていってしまった。
「犬たちは雄の鹿について行っちゃいました。仕方ないので勢子は前進します」
さて、犬はいませんので自力で猪の寝屋巡りをしなければいけません。
ヒラを上ったり下りたり、藪を潜ったり笹に突入したり・・・。
いつもの何倍も時間をかけて、見落としのないようにじっくり攻めていきます。
しかし、いくら怪しげな場所を回っても足跡が見つかりません。
おかしい、こんなはずじゃない。
いくら歩いても足跡がないので、だんだん焦りが出てきました。
あと小尾根をひとつクリアすればタツマに出会ってしまう所まできました。
「ここまで異常なしです。確認しますが、足跡はどこが入りですか?」
「〇〇のところに1つ、次のカーブから2つ、ガードレールの所に行って来いがあるよ」
「今〇〇の真下の小尾根にいますのでそっちに行きます」
見立て違いじゃねーの? とか 抜けを見落としちゃってるんじゃ? とか
そこまで来ても居ないならダメだろ とか無線から聞こえてきて
「そういう勢子のやる気を殺ぐ発言は、やめてよね」と、思わず苦言。
そりゃそうでしょ。
まだ一生懸命まくってる勢子に対して失礼ですよ。
で「もうダメそうなら終わりにしたら?」という声に
「入りがあって出がないならいるはずでしょ? もうちょっと待ってて」と。
タツマの皆さん、もう半分以上あきらめてる感じだねぇ。
勢子の私はまだあきらめてませんよ。
タツマの皆さんをなだめたりすかしたりしながら小尾根を上っていったら・・・
お! 今朝のお仕事の跡だ!
「お仕事の跡を見つけました。再度確認です。足跡は上に向かってますが、そこに出はないんですよね?」
「ここは入りだけだよ」
「はい。わかりました。現在地は上の林道まで68mです」
「ここから勢子が見えるよ」
「これから足跡を尾行ていきます。〇〇さんはセイカチのタツに移動してください。〇△さんはカーブミラーへ行ってください。〇□さんと△〇さんはひとつずつカーブを下がってください」
「勢子が見えるところまできてるんだからもうダメだろ」
「いいから、言う通りに動いてちょーだい! 急いで!」
タツマの移動が終わるまで足踏みして待機。
全員が指示した場所に移動完了したので追跡開始。
足跡はどんどん上に行ってます。
もうヒラの上の林道まで20mを切りました。
「そのまま林道に出ちゃって終わりにしろや。もうダメよ」と言われ
さすがに「やっぱり居なかったか?」という思いがよぎった時、足跡は横に。
「足跡の向きが横にまわって行ってる」
「どっちに向いてる?」
「左方向。囲ってる方に向いてる。このまま押し込んでいきます」
それから10mも進まないくらいで
「出たぞー! 短足が2つ。〇□さん行くよ!」
上のタツマが放送しました。
お〜、やっぱり居たか。よしよし。
ドカン! × 4 「いや〜、行かれちゃった! △〇さん行くぞ!」
おいおい・・・
ドガン! × 4 「ダメだー! セイカチに下ってくぞ!」
ちょっと〜、しかりしてよ〜
こっちも必死に上の林道まで上がって、そこのタツマの車に載せてもらい移動。
セイカチのタツが撃ち始めています。
ドガン! ドガン! ドシーン! バシーン!・・・・
「上に行くぞ」
上? 上ってどっちの上だ?? 焦っているのか放送の内容が???だ。
「ちょっと停めて。ここで降りる」
そう言って車を降り、路肩に出た瞬間、5m横に猪が顔を出した。
こっちに気がつかず上がってきて、私の横まできて初めてこちらに気がつき猪がこっちを見た。
「しまった〜」って感じの、とても困ったような表情をしてましたね。

18貫の雄でした。
「1つ止まりました」
セイカチではまだドシドシ撃ってます。
いったい何発撃ってるんだ?(笑)
銃声が鳴り止んだ。
「3つ来て1つは転んだ。もう1つは上に行っちゃった。もう1つは反対山だ」
「上で1つ止めましたよ」
「お? そうか〜。よかった〜」
夢中になって撃ってて、こっちの放送は聞こえてなかったらしい(笑)
セイカチで止まったのは20貫の雌です。
逃げられたのは15貫ありなしのサイズだったようだ。
今日の猪は道下20mもない所で寝てて、タツマの声を聴いてて動かなかった。
私は猪の足跡を見つけると執念深く追いますからね(笑)
モノの回収はタツマの皆さんにお任せで、私は犬の回収です。
目星をつけて隣山の林道を進んでいくと犬がいました。
ホシとハチは行ってもちゃんと戻ってくるので回収が楽です。
バレンタインデー
山の神様からチョコの代わりに猪を頂きました。

2