今日は朝から浜通りの調査のはずだったのですが、昨夜、職場のM木さんからメールがあり、私の飼育している虫が孵化し、実験室をはい回っているという。
しかたがないので、職場経由で浜通りへ。
職場を出たのは10時過ぎ。
まず、浪江町のSさん宅へ寄り、トンボの同定をしてから、Sさんとともに溜池めぐり。
南相馬市鹿島区の溜池では多数のチョウトンボを見ることができたのですが、ここで困ったのは、たくさんのコガネグモ。
とにかく個体数が多い。
ご存知のように、私はクモが嫌い。というか、昆虫より足の数が多い生き物は苦手。
梁川の職場で天蚕を飼育していた時には、夏になると、飼育ハウス内にジョロウグモがたくさん巣を張り、私は入れなくなってしまいます。
そこで、臨時のおばちゃんたちに応援を頼むんだけど、普段ミミズを見ただけで、50メートルもダッシュして逃げ出すおばちゃんが、
「なんだろうね。クモくらいで」
と言って、大きなジョロウグモを手づかみでハウスの外に出すのです。これは信じられない光景でした。
我が家でも桑折にいた時は古い家だったので、しょっちゅうクモが出ました。
私はクモが出ると壁にへばりついて奥さんに助けを求めるのですが、うちの奥さんはクモなんて何とも思っていない。すぐつぶすか、外に逃がすか、をいとも簡単にやってしまう。
「このクモつかんでも大丈夫?噛まない?」
「う、うん、きっと」
私はつかむことは絶対にできないので、噛むかどうかなんて考えてみたこともない。
早速、クモをつかんだ奥さんは、
「痛っ!かんだよ、このクモ」
そういいつつも、クモを放さないからすごい。
こんなわけで、クモが出た時は、誰かに助けを求めるのが常なのです。
今日はSさんがいるので、彼に先頭を歩いてもらいます。そうすれば、クモの巣が体につくことがないからね。
もし、一人だったら、よっぽど珍しい虫でもいない限り、引き返していたかもしれません。
クモといえば、昨日、原町区でヒヌマイトトンボの調査をしていた時、通りかかったおじさんが声をかけてきたんだけど、そのおじさんの自転車のカゴに1匹の大きなコガネグモがついていて、ずーと気になっていました。
たまたまついたんだろうか?
それとも、喧嘩させて遊ぶのかな?
そうそう、コガネグモは喧嘩をさせて遊ぶ習慣が各地にあるんですよね。
う〜ん、私にそこまでやる勇気があるかな?
その前に今日は、勇気を出して、コガネグモの写真を出します。きれいなんだろうけど、見るのもつ・ら・い・・・・


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