職場の圃場での調査では捕虫網は持っていないことが多いので、珍しい虫がいたときには大変なことになります。
ちょっと前も、お昼になって戻る時、マルタンヤンマでは?と思われるヤンマがキャベツ畑の上空を旋回!
必死の形相で、捕虫網を取りに自転車で戻るところをみんなに目撃され、笑いのネタにされてしまいました。
特に、いつもの三人娘はひどいものでした。
「あんな真剣な表情初めて見た」
「自転車早く走れるんだ」
・・・・
じゃあ、いつもの私はいったいどんな人?
結局、このトンボは採れなかったので、よけい笑われてしまったのです。
でも、こんなことばかりではありません。
先日は、チャバネセセリを発見!
念のため翅の模様を確認しようと、のぞき込んだら、飛び立ってしまいました。
セセリチョウは一直線に逃げることも多いので、
しまった!
と思ったのですが、とっさに、手ではたきました。
地面に落ちたチャバネセセリはしばらくじっとしたまま。
難なく採集することができました。
チャバネセセリは、暖地性のチョウ。
かつては、福島県ではいわき市あたりでほんの数例の記録があるだけでしたが、最近は県内各地で記録されるようになりました。
それでも、まだ普通種というわけにはいかないようで、私自身としては、中通りで初めて見つけたのでした。
きっと、南の方からはるばるやって来たのでしょうね。


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