今日は朝、曇りだったけど、思い切って南相馬市へ調査に行ってみた。
しかし、峠を越えたら霧雨・・・しかも段々強くなってきた。
とりあえず、阿武隈イワナさんの職場へ寄り、その後、クリさんの家の前の田んぼへ回った。
ここの田んぼは生き物がとても多いという。
早速、捕虫網でイネの部分をすくい取りしてみた・・・これは、害虫の調査で良く使われる方法・・・
すぐにネットがぐっしょりになっちゃったけど、ウンカやツマグロヨコバイ、コバネイナゴ、コバネササキリなどが入った。
斑点米の原因となるクモヘリカメムシやアカヒゲホソミドリメクラガメも採れた。
写真はアカヒゲホソミドリメクラガメ。体長は5ミリ程度とかなり小さい。
天気が良かったら、いろんな虫がいそうだな・・
稲刈りする前にもう一度来ることができるといいな・・・
さて、家に帰って、ヤママユ(天蚕)の繭が入ったカゴを見たら、何頭が成虫が羽化していた。
このカゴに入っているのは、ヤママユの特徴でもある翅の眼状紋がなくなるタイプ。いわゆる異常型なんだけど、遺伝するようで、今ではほとんど目玉のない成虫が出てくる。
写真は、眼状紋が完全に消失したメス。
でも、今年は繭が少ない上に、羽化の時期がかなり狂っている(本当なら7月下旬から8月中旬には羽化が終わっているはず)。
うまく受精卵が採れるかどうかは、自信がないな・・・

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