日曜日にdiggerさんの職場へ行き、これまで資料館で採集していた昆虫の標本作りをやってきた。
冷凍庫に入っていた蛾を軟化して展翅をする。
名前も調べたい、というdiggerさんのリクエストに応えるため、蛾類大図鑑も持参した。
午後、少し展翅に飽きたので、名前を調べることにして、ドイツ箱に入った蛾類を同定することに。
2年前の夏にライトトラップで採集した蛾類である。
その中で、カレハガが、あれ?っという感じがした。
普通のカレハガかと思っていたんだけど、ちょっと違う。
そういえば、同じ種をこの日も展翅していた。どうやら同じ日に4〜5頭採ったようだ。
記憶がだんだん蘇ってきた。
あの夏の日、カレハガが何頭も飛んできて、
「枯葉みたいでしょう」
と言ったような気がする。
たくさんいたので、たいして気にもとめていなかったんだけど・・・・
とにかく、デジカメで写真撮って、千葉のSさんに送る。
その返事は、
「ワタナベカレハです」
福島では3例目になるらしい。
大図鑑ではかなり珍品と書いてあるけど、その後各地で見つかっているようだ。
それでも、珍しい種であることには間違いない。
こんな珍種が採れていたことに今頃気が付くとは・・・
不覚っ
今年の夏、もう一度同じ場所でライトトラップをやってみたいな。
生きている時の写真も撮りたいしね。

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