交渉人  

 さて体調が少し回復しました。
 
 う〜ん、人間ネタは体の中にためておくものじゃありませんね。
 なんだかうわ〜って走ろうとして、こてってこけちゃった感じがしないでもない。

 以下が続きです。

 ミーテの最後に一人の同僚がふざけて言いました。
 「eriko、新しい校長にヘルプを求めたらどうだ?彼のおじいさんは日本人だろう。助けてくれるんじゃないのか」
 
 それをまともにとった私。
 
 「あっ それもいいかも。」

 そこで教頭よりも先に校長に話しに行くこと。
 
 以下が校長先生のありがたぁいお言葉です。
 
 「印刷用紙とインクは高校で出そう。でも印刷はeriko、君一人でやるんだ。これは君が持ってきた仕事だからね。でもクラスごとに試験用紙を分けたりその他の準備は数学の先生みんなでするんだよ。僕の狙いはこの機会にみんなの(数学教師間の)協力の輪を作ることだからね。」

 やるなぁ校長。「利害の一致」って奴ですね。
 ここで僕が気になったことに一つ。
 
 でもあの教頭が印刷機に触らせてくれるかしら。
 
 彼は年間消費枚数をカウントしながら仕事をしているので、そっちの面で管理のずさんな(言葉が悪いですが)他の先生には決して印刷機に触らせません。一台しかないので壊れても大変なことになりますし。

 何事もトライなのだ。

 さてめぐりめぐって、さぁついに来ました大砦!!!
 
 「ジェリー、あのぉ話したいことがあるんだけれどね。」←英語だけどこんな感じ
 
 「いやぁつかまってしまったねぇ。ちなみに僕はなぁんにも君の持ってきた話は聞きたくないし、ドキュメントも見たくないし、それについて話すつもりもないんだ。たとえそれに正式な書類(教育省からの正式な通達レター)が含まれていたとしてもね。」
 
 「Oh, really? Do you know what I have?」 ちょっとおどけてみました☆
 
 「知ってるさぁ。まず君はMath Dept.と話をしなければいけないよ。そして校長にもね。」
  
 う〜ん、もうしたなぁ。。。

 「それに僕たちは本当に君たちのいうMath コンペには出たくないんだ。とても大きな問題があったんだよ。」
 
 きたな。

 「Yes, Jeri. I heard of it. But I couldn't know the detail when I came here. So could you talk about that at first? I really would like to know.Because, you know... I don't wanna make same mistakes.」

 この時点で私はまだ4th Math コンペの情報が全て入った封筒を彼の前で開けていません。コレを開けるのは勝負時。やるかやらないかが彼の中に見えたあとだ!ババン!!とか思っていたから。

 彼の話はこんな感じでした。
 
 「2年前にこの学校がマスコンに参加した時、僕たち学校側は何も知らなかったんだ。その後新聞で試験の結果が公表され、そのときこの学校の名前が載ったんだ。校長も副校長も知らないのにだよ。それがあって以来僕たちは決めたんだよ。もうこのテストには参加しないってね。etc… ごにょごにょごにょ。」
 やっぱりなぁという感じ…。
 その中でもスクールカレンダーに関しては新たな発見がありました。
 
 去年、私がこの話を持っていったとき校長は頑なに断りました。ただ決してやらない!の一点張り。それでも私は、きっとそれはこのマスコンの改善点になるはずだから、という気持ちで「理由だけでいいから教えて欲しい。どうしてですか」くいさがります。すると彼女は「スクールカレンダーに載っていないからよ!」とだけ言い放ったのでした。
 私はまったく木っ端ミジンコに訳がわかりませんでした。
 
 スクールカレンダーって!!!!

 この国において、スケジュールなんてあってないようなもんじゃん!!!
 
 でもそのとき私にはまだその裏の意図が見えてなかったんだなぁ…今思うと。

 スクールカレンダーは学校がMOEに提出し、承認を受け生徒のご両親に渡す一枚の紙でそれをみれば学校でどの月にどんな行事が行われているのかがわかります。
 しかしそれだけではありません。そこには学期末テスト・各種の試験の時期が書いてありそこにはいろんな裏方の仕事が発生しているのです。
教頭であるジェリーは、各試験に使われる紙代やインク量の概算を新学期が始まる前から概算しているし、MOEからの予算と見合わせて一年を通して調整していかなければいけません。
 さらに大切なこと。これは新任の校長先生との会話。
 
G:ご両親がスクールカレンダーをみれば自分の子供が今学校で何をしているのかを知ることができる。ね?もしある親さんが「聞いてないぞぉ!」と言っても、「いや、学年初めにこの紙を渡してあります。ご覧になりましたか?」と聞くこともできるんだ。それは時にコミュニケーションにもなるし、問題解決になったりもする。だから簡単に変えられるものではないんだ。
 
E:校長先生、私はこの国にきて一年になります。少しですがこの国のご両親に関しての問題も知っています。私の言いたいことをわかってくださいますか?

G:そうだね、確かにこの国の親たちはまだまだ子供の教育に無関心な人が多い。でもね、コレは私たちの目指すところなんだ。

ちょっと飛びましたが以上のようなことを踏まえつつ、ジェリーとの話にもどりましょう。ながっ!
 
「そうかぁ…、やっと理解できたよジェリー。そりゃあそぉだよね。でもね、今回Math Dept.はやりたいっていってくれたよ。校長もOKだしてくれた。それでね…、よかったら…、書類見てくれる?」 ふたりして、にやにや笑ってしまいました!

 たぶんこの時点でお互いに立場は理解できていました。そしてたぶん校長と教頭の間で既にマスコンに関しての会話があったのだと思います。私がジェリーに話したのが校長と話した次の日だったので。

 結論からすると、

「印刷はジェリーが全てする。あとはすきにやっていいよ。でも絶対に新聞やラジオにうちの高校の名前を出さないこと」これが条件でした。
そしてできれば700(今年予想される全生徒数)−250(他校の平均生徒数)=450人分のマスコン用の紙をMOEから支給してもらえないかなぁ(かなり期待度高い)というお願いもされました。マスコンだけで一年の1Dept.分の紙を消費してしまうことになるそうです。ひょえ〜

1ブロック(500枚) × 9 

さぁて、どうすっかなぁ! 


学校を経営・運営してしていくのに大切な3つ?
@資金繰り
A事情精通
B柔軟な対応

ぐはぁ!!! 

長い文を最後まで読んでくれたあなたに感謝
ありがとう
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