毎日が勉強  日記

 やっと、Blogに手が届いた。
 
 ある時、私が家から持ってきている水を生徒が欲しがりました。
 
 「あげられないよ。」
 
 「お願い。」
 
 「ダメだよ。」
 
 「先生、お願い。」
 
 「う〜ん、何で家から持ってこなかったの?」
 
 「もう飲んでしまってないんだ。」

彼は本当に喉が乾いている様子。でも一度あげてしまうと次からも頼るんじゃないかな?

 そのときは、自分の中の動揺と混乱、どうするべきかな?という葛藤でしっかりとした「水をあげない」理由が見つからなかった。

 彼らは違う先生から私のクラスに変更になった生徒。
 
 私の隣にはHealthとLife Scienceを教える先生の教室がある。

 彼女はもうおばあちゃん、という年齢で60歳になってから、大学の修士をまた取り直した、という経歴を持つ超バイタリティーあふれる女性。そして彼女は少しお金がある。

 だからだろうか。彼女のクラスには常に5ガロンの水タンクがおいてあり、彼女のクラスに来た人は誰でも飲めるようになっている。

 かれ(Macson)はそれを思い出し、彼女の教室に出かけていった。

 心の声
「彼はもう彼女の生徒じゃない。あの子が彼女の部屋の水飲んでもいいものかしら。」

 あとで話を聞くと、彼女はこういったそうです。
「どうぞ、遠慮なく。聞く必要なんてないわ。いつでもあなたが必要な時にきて飲めばいいのよ。」

 それを聞いて私は
「すげぇー、さすがベティリン」
 と思ったのですが、その後のMacsonの顔が忘れられない。

 とっても落ち着いた、本当に感謝した素直な顔をしていたの。

 私はそのとき、心の中にズレを感じた。

 あれ?水が欲しいって頼んできた生徒。あげられなかった私をけちだって思うはず。あげた彼女をいい先生だって思うはず。

 だけどあの顔はちがう。人に認めてもらい、人に感謝している顔だわ。


ふと思い出した、離島で先生をしているヒロのひとこと。
「生徒が水飲みたいって来ることはあるよ。そんときはあげる。じゃないと、奴ら本当に体こわしちゃうから。」

 うちの高校の生徒。i-Podで音楽を聴いてる生徒もいれば、学校のユニフォームが破けている生徒もいる。
 
 どうしてべティリンが生徒たちにお水を毎日あげられるか。金銭的条件などもあるだろう。

 だけどわたしが思ったのは、「生徒たちの権利」。

 彼らにはこのキャンパス内で健康に学生生活をおくる権利がある。

 水が欲しい。お金が無い。そんな自分に水をくれる人がいる。
 
 権利。Healthを教える彼女がこの点に気づかないはずがない。 

 また少し自分の壁が崩れたきがした。(勝手な思い込みかもしれないけれど)
 
 私はお水をずっと供給してあげるお金がありません。またそれをすることに納得できる自分の哲学もまだない。

 彼らの権利。

 むかし「日本のボランティアは身銭を切らない」という言葉を聴いたことがあります。本当に学生のときです。
 
 例えばJOCVとしてボランティアをするとき、「身銭をきるか切らないか」そこにはいろんな気持ちや考えがあると思うのです。ホントに。自分のことだけだけではなく、後任ひいてはその国の方たちのこと。

 だけれどそれを受け入れる側(今の場合はMacson)としては、もう少し開けているのかもしれませんね。本当に任国(自分の活動している国)の人によってだとは思いますが。

 私は少しだけお金を使うことにしました。
 
 生徒たちがのびのびと勉強できる教室。数字や表を使うことができるように。

 モノは大事にしなくっちゃ。先生がしないのに生徒がするわけないものね。


 きょうちょっといやな目に遭ったわ。
 顔見知りに暴行されてしまう女性の話を耳にたこができるくらい聞いてきたけれど(危機管理として)、なんとなく今日それがわかった。
 むかつくわ。
 
 
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2006/9/21  3:35

投稿者:eriko

う〜ん、確かに50セント出せば500mlの水を日本と同じように買うことができるのですが、一部の生徒にとってはそのお金も自由にできないようなのです。
去年ガールズバレーのコーチをさせていただいた時も、毎日毎日言われてしまいました。
 私が高校生のころはお家から水筒にれてもって行ったものですが…。
 「誰かがくれるからいいや。」
 と思うだけの人にはなって欲しくないし、その要素を作る人にはなりたくないです。
 Macsonのあの感謝の表情は私にこのタイプの葛藤を考えるポジティブさを与えてくれました。 
 

2006/9/21  0:37

投稿者:カンガルーマン

うーん、こりゃ難しいですね。私もそういう場面では困りますね。それと、そちらでそれほど水が貴重なものだとは認識不足でした。
しかし、私だったらどうするだろう?ただ与えればいいのか?それとも・・・?貴重な物だけに、日本国内での出来事であれば絶対与えませんね。しかし、そちらは事情が違うでしょうから。erikoさん、本当にいい勉強をしていますね!

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