間違いかもしれないけれど。  日記

 私の学校の先生の勤務時間は朝8:00〜夕方4:00までで、タイムカードで管理されている。わたしが学校に行くのは大体7時半前。それから教室のドアを開けて、タイムカードを打ちに行く。今年はHRを持たせてもらっているので、朝の会が8:15から始まるが、私は生徒に8:10までに来るように奨めている。

それは毎朝の教室周りのゴミ拾いをするためだ。マーシャル高校の敷地内には「職業訓練校・中学校・GEDプログラム校・スペシャルエヂュケーション」と計5つの学校が集まっており、ゴミをゴミ箱にすてる教育を充分にされていない生徒たちはゴミをポイポイ捨てるのでキャンパスは本当に汚い。そこで朝のゴミ拾いをし、毎日手伝ってくれた子にはなにかご褒美をあげよう!という趣旨でやっている。
 
 学校が始まりほぼ一ヶ月。月末テストもやり終え、子供のキャラクターもかなり顕著に現れてきている。 
 
 今朝、私は雨の日も(すこし多めにみて)朝早く教室に来てくれた6人の生徒に、包装紙できれいに包んだ、64色入りのクレヨン・色とりどりのガムをご褒美・感謝の気持ちとしてみんなの前で手渡した。照れくさそうだったがやはり嬉しそうにしていた。
 ここには、これを機会にみんなが朝学校に遅れないできてくれるようになること・自分を囲む環境をきれいに保つこと・がんばれば認めてくれる人がいる(欲しいものが手に入れられる)・自分の行為が人の役にたっている喜びを学んで欲しいという意図がある。 私もしっかりしないといけない…。

 そして月末テストの結果、散々なものだった。第一回目ということもあり勉強してこなかった子・したけれど英語の問題や形式が理解できず答えられなかった子・今までの積み重ねでしっかりと点が取れていた子という段階に分かれた。そしてそれぞれのクラスの弱点もみえてきたぞと。自分の試験の作り方にも改良点が見受けられた。

 私は1位と2位の子供に、黄色の紙に「STUDENT OF THE MONTH」とでかでかと書いた紙を貼ったノートをプレゼントした。彼らも恥ずかしながらではあるが「ありがとう、eriko。」と言っていた。

 実は最近HRの女の子たちとギクシャクしていた。私はかなり厳しいし、口うるさい先生だと思う。そのくせ授業が彼女たちの満足のいくものかというと、そこには達していない。わかっている。賢い生徒を満足させてあげられない、なのに怒る。彼女たちとしては「つまんない。」そして「自分たちはerikoに見られていない」と感じていたかもしれない。今回の試験でやはり彼女たちはできる生徒で、私の進度が遅いのだということが理解できた。教科書を持ってかえって勉強できないこの国では、ノートをしっかり作ってあげることが大切なんだ。
 SLOWな子にもノートをほぼ完璧に書かせる。できる子も気に掛けてあげる。その上で彼ら・彼女らにも知識をあげる。
 
 まぁ、ぼちぼち。

ランチの後にあった彼らの表情。べテリンに水をもらった後の、Macsonの顔と同じだった。

 開発や何かで、「モノで釣って人々を労働に導くのはいいとはいえない」なんてことを見かけたことがあった。そして自分も「これやればこれあげるよ」ということには抵抗があった。でも「自分ががんばったこと」への「他人からの賞賛」は彼らの自尊心を満たし、また感謝を導くまでの効果が「シャア」という文化を持つこの国では成立するのかもしれない。
 難しく考えすぎだろうか。 どう思います? 

「ありがとう、eriko。ノートをくれて。」

安心感と喜びで、私はまた「あぁ、彼女たちが好きだ」と感じるのだった。
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2006/10/5  16:29

投稿者:eriko

カンガルーマンさん、ありがとうございます。
そうなのです! それだけは免れたいと思いつつ、しかし正しい自信を持って欲しいと願いつつやっていこうと思ってます。

2006/10/5  13:09

投稿者:カンガルーマン

またまたものすごい事を勉強してますね。これはとても難しい問題です。何かを達成した時には当然賞賛なりご褒美があってしかるべきです。ただそれが物なのかあるいは賞状や武道でいうところの段なのか、それは受け取るほうの気持ちの問題でしょうね。また実社会では報奨金やボーナスだったりしますし、それが当然のこととして通用しています。
子供や生徒に対しても同じ論理が通用するかということに関しては、そちらの方々の価値観が分からないので判断できません。それは多分ERIKOさんの方がよくお分かりでしょう。ただ物をあげるだけでなく、同時になにか良い事をした時に感じる気持ち良さ、達成感を認識できる方法、例えば「STUDENT OF THE MONTH」を併用なさっていることは素晴らしいアイデアだと思います。
要するに、子供達が物をもらう事のみを目的にしないようにすれば良いのではないでしょうか?


http://blog.kangarooman.com

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