セッコクに「霧点花」と呼ばれるタイプの花があります。
読んで字の如く、花弁に霧をふいた様な点々がのる花です。
産地は、主に岐阜県と宮崎県。今特に人気の高いジャンルです。
このタイプの花は、その風貌が星空を連想させるらしく、
「星」の字の入った品種名が多いです。
「星乙女」「天星の舞」「万星の輝」「紅星団」「星吹雪」など。
ただ、風変わりで面白い花なのですが、霧点は作場の環境によって
鮮やかに出たり、あまり出なかったりと変化するそうで、
そのことで苦労されている方も多いようです。
けれど、そのなかなか思うようにならない難しさ、ハードルの高さが、
かえって栽培意欲をくすぐるのでしょう。
街の星空から、山頂の星空を目指して・・・。
ここで栽培ポイントをひとつ。
緑花は開花前に蕾の頃から遮光をすると良いと言われますが、
霧点花も同様にすると発色が良くなるのだとか。
先日、この霧点花の「星貴宝」(岐阜県産)が花付きで我家へやってきました。
この品種は、霧点の発色が特に良く、このジャンルの最高峰と言われています。
加えて、産地の趣味家の方から頂いたので、いきなり良い花に会えました。
まずはこの発色レベルの花を咲かせられるようになれればと・・・。

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