2013/6/28
「"TURNS"」
1990年代半ば、笑える程弱いホークスを観に
家から近い、藤井寺球場の試合から再び通い出した。
ホークスファンは止めて無かったモノの
身売りをしたコトで、完全に野球熱から冷め切ってしもてて
現場での野球観戦からは遠のいてた。
"現役"時代から懇意にして戴いてた
友達からの誘いで日生球場に観に行ったコトをきっかけに
1992年の中盤辺りから、ちょこちょこと
気が向いたら行くっちゅうカンジで再び球場に足を向け出した。
せやケドも、応援團を追放同然の辞め方をしたワシは
南海ホークスのユニフォームを着乍らも
ちょこっと応援團から距離を置いたトコロに席を構えてた。
そこにスラっと背の高い
一見、ハーフみたいな出で立ちの男前のヒトが…
「最近、よう来はりますよねぇ。」
っちゅう風に声を掛けてくれた。
それから、藤井寺で試合がある度に
ワシの座り位置から、二、三人分離れたトコに
そのヒトが座らはる様になった。
「まいどです!」
「こんばんわ!」
それでも、この程度の会話をする程度やった。
ある日、今の仲間の一人から…
「ウチの仲間にならへん!」
っちゅう、有り難いコトバを戴いた。
「もう一人、一緒に入れて欲しいヒトが居てるんですが…」
「あぁ、いつも一緒に居てはるヒトやんね! もちろん!」
会釈程度の仲のヒトが、自然な流れで"同志"になってた。
何かあったら真っ先に声を掛けてくれた。
彼の弟さんが日本シリーズの切符を手に入れた時もそやった。
我がの機嫌が悪い時に、ヤジが五月蝿いと
当時居てた、大嫌いなとある応援團員に
因縁をつけて来られた時、一緒にヤジってたワシに気遣い
一時期、去り気無く仲間から離れられたコトがある。
「お願いやから戻って来て下さい。」
「ワシがそばに居ててよろしいでっか!」
「もちろんです。居てくれんと困ります!」
そのやり取りをした後の、うれしそうなカオ。
このヒトが同志でよかった。そう思えた。
そんなヒトが、これからはワシのそばにもう居れん。
受け入れ難い現実を、また乗り越えて行かんとならん。
片方の羽根を引き千切られた気分で…
これからどう、羽ばたいてええんか…
兄さん! そばには居てくれへんやろうが
今まで同様、空から見ててくれますよね!
ツラ過ぎて、泪も出ん。

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投稿者: GAMMY-SOSA
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