「獅子は可愛い我が子を千尋の谷に落として、這い上がって来た子だけを育てる」なんて、「巨人の星」世代は聞いた事があると思います。
今の選手達に、そこまで厳しくしたら這い上がって来れる選手はいないでしょうし、そこまでする必要もないと思いますが…。
「気合い」とか「根性」とか古くて泥臭い言葉ですが、相手より、それが上回れば、技術や体力で負けていてもカバーする事ができると思っています。
命綱をつけて、クッションを敷き詰めて、ハシゴをかけて「安全だから、さぁどうぞ

」と諭してあげてまで、やらせても精神的なタフさは身に付かないでしょうね

普段の練習で自分を追い込む厳しさに欠けていては自分やチームメイトを信じる「こころ」は鍛えられません

最近、ウォーミングアップからキャッチボールまでの一連の練習内容を惰性でやってる選手が多い様に感じます。人より上手くなるには、人より沢山練習するしかありません。コツコツと積み上げる努力を今の選手達は嫌います。(自分もそうですが

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楽をしたり妥協したら精神的、技術的、身体的な成長は得られませんよね

バットを振ったりボールを握ったりが、洗顔や歯磨きみたいに毎日の習慣になり、やらなきゃ気持ち悪いと思えるほどになれば、選手達自身も手応えが変わってくると思います。しかし変化を望まない選手は、そのための時間を後回しにして、結局やらないで、終わってしまってるんじゃないでしょうか

現状に満足している訳では無いんでしょうが、無理だと諦めてしまってる様に思います

「やれば出来る

」と言う事を実感させてあげたいと思っていますが、片思いの様に歯がゆい気持ちでいます。
なんとか、この沈滞ムードを打開して、秋には春のリベンジをしたいですね


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