最初は本当に自分のグチやボヤキを勝手に書き綴っていただけのブログでした。いつの間にかチームのホームページにリンクされるようになり、見ていただく方が増えて(延べ約30000人)、数々の批判にさらされた事もありました。それから言葉を選んで、内容も選手や父母を励ますような事に変えてここまできました。
グランドに来られない親御さん達に少しでも選手達の成長の様子を伝えられた事、エラそうに言うつもりはありませんが、指導者が何を考え選手達とどう向き合うべきか?を伝える事が及ばずながら出来たかな?と考え、ようやく役目を終えたような気がします。
ブログを休止するに当たって最後にグチを言わせて下さい
3チームが一つになって、色んな考え方が出てきましたが、以前いたチームのやり方に固執してはいけないなと、今になって思います。
人に変わって欲しいと思うならば、まず自分が変わるべきだと考えていましたし、チームに何かしてもらうのではなくて、自分がチームのために何が出来るかを考えて欲しいと常々言ってきました。それが子どものためにも、親自身のためにもなるんだと。
選手はともかく、親やスタッフには、グリーンでずっとそうやってきたから、変化を求めない人達に物足りなさを感じて不満を持っている人もいると思います。しかし、その人達を変えたかったら、自分が変わるか、アプローチの仕方を変えてみる必要があるんじゃないかと考えてみて下さい。自分には出来ませんでしたが…(笑)
野球を通じて選手達を自立させる事を目標にするのであれば、周囲の大人が過保護でも放任でもダメだとこれも以前に書きました。親が守るのはせいぜい小学校の低学年までにしないといつまでも大人の顔色をチラチラ見ながらでないと何も出来ない子どもになってしまうと思います。この10年コーチをやってきて色んな親子を見てきたから言える事なんですが…。皆さんも思いあたる節がありませんか?
親が死んでしまった後、子どもが一人で生きていくために、今学べる事を周りの大人から学んで欲しいと思います。世の中何でも教えてくれる優しいお兄さんばかりでも、自分に都合の良い人ばかりでもないですから。
「水が無くて困ってる人に水をあげるのではなく井戸の堀り方を教える」なんて例えがあります。野球って、まさしく、その例えが当てはまると思います。今すぐ効果は出なくても、後々何かの役に立てば、それで良いのです。野球は社会の縮図。人との付き合い方が学べ、楽しい事もあれば辛い事もあります。
社会に出たときの疑似体験がチームと言う組織の中で出来たらきっと将来に役立つと思って指導してきました。残っていただくコーチの皆さんには、そんな事も頭の片隅に置いて指導をお願いしたいと思います。自分が出来なかった事を押し付ける様で申し訳ないですが、せっかく一つの目標の下、集まり、知り合えた仲間を大事にし、絆を深めていって下さい

みんながビクトリーで良かったと思えるチームにしていって下さい

自分の役目は次世代に野球を伝え、繋げる事だと思いコーチとして10年、選手の時代も入れると約40年、野球に携わってきましたが、その役目も皆さんにお譲りし、ユニフォームを脱ぐ時が来ました。野球の無い週末は寂しいですが、これからは一ファンとして応援して行きたいと思います。
お世話になりました

12