2021/8/13

ルールの変遷についてのご説明(覇天会)  分類なし

覇天会設立初期のルールの変遷についてのご説明

設立初期の話(11年〜12年以上前)ですが、当会(覇天会)の試合のルールが開催日に近い時期に変わったという話がある事についてご説明いたしたいと思います。

なぜ約11年以上前の話を今更ご説明するかと言うと、動画のコメント欄に今現在の事のように書かれていましたので、事実の誤認や風評被害を防ぐために説明した方が良いと感じたためです。

かいつまんで言いますと、メインの合気道技ではなく、サブの打撃技の上段回し蹴りを安全確保のために当て止めに変更するという事がありました。選手多数からの提言と賛成、安全確保上の理由によるものです。主要な合気道技の変更ではありません。

独立当初の数年間は試行錯誤の時期でありルールに色々な変更点が出てきたのは確かです。
ただし、あくまでも試合や会の方向性がさだまっていない独立して試合を始めた初期の時期であり、10年以上前の話です。
2006年に設立し、独自の試合ルールの設定は2007年ごろから行い、その後2年〜3年は試行錯誤していたかと思います。今までにない新しい試みであったため、1回ごとに発見や反省点があり、ルールの調整をする必要があったためです。創成期にはどんなジャンルでも起こりえる事かと思います。

すでに設立後15年を迎え大会も第24回も開催できルールも安定し方向性も定まっております。

その当時の変更点についてですが、独立後初期の時期に、顔面への蹴り技を取り入れた頃です。これは多数の出場選手の方から提案があり、「まだ顔面への蹴りに慣れている選手が少ないので、ノックアウト制で顔面蹴りを行うのは危ないのではないか」との意見が出されました。

当会は合気道道場ですので合気道技がメインであり、打撃はサブとして補助的に行います。
そのためメインの技術は合気道技であり、当身については補助的な技術であるというのが、会員間での認識です。

現在であれば、打撃を本格的に行い始めて長く時間がたっていますので、選手の間にも受けや捌きの技術がいきわたっていますが、当時はまだ確かに本格的な打撃を始めたばかりの時期であり、一時期は上段回し蹴りを出せば当たるという期間が半年〜1年ほどありました。(顔面への蹴りを始めたばかりのころ)

私としては上段回し蹴りは大技なので防げない方が悪いのではとも思いましたが、他の選手にも確認したところほぼすべての選手が「まだ蹴りの対処に慣れていないので顔面への蹴りのノックアウト制は不安がある」との回答を得ました。(独立後数年の初期のころの話です)

そこで選手側からの提案であり、ほぼすべての選手からの積極的賛成があり、顔面への蹴りは当て止めのポイント制にするとしました。(ボディへの打撃はノックアウト制で変更なし)

安全性にかかわる事であり、選手からの提案でかつほぼすべての選手からの積極的な賛成もあり、主要な合気道技に関わる変更ではないなどの事もあり、上段回し蹴りを安全のために当てとめに変更しました。(禁止したのではなく当たれば有効のポイントへの変更)

私としては覇天会の試合出場選手からほぼ全員の賛成を得ていたことから(そもそも出場選手多数からの提案)変更は問題ないと思っていたのですが、当時当会に所属していた「元打撃系経験者」の選手から反対意見が出ました。

その人に伝えたのは前日かどうかは覚えていないのですが、確かに試合に近い時期でした。

私としては@選手からの提案である事 Aほぼすべての選手からの積極的賛成がある事 B根本の合気道技に関わる変更ではないことC安全性に関わる事 から変更に問題ないと考えていたのですが、打撃出身の方にはご納得いただけなかったようです。

推測ですが、合気道技を主体として稽古してきた当会の選手と蹴りのある打撃系の元選手という打撃にこだわりのある選手との間に、ルール認識の齟齬があったのではと思います。私や他の出場選手は主要な合気道技への変更ではないので、軽微な変更であると思っていましたが、打撃出身の方には大きな変更に感じられたのではないかと思います。今も昔も覇天会は合気道なので合気道技を重視するというスタンスです。

ですが確かに、選手側からの提案であり、安全確保のためであり、多数決の結果であるともいきなりルールの変更を伝えられて困惑するのは理解できます。変更内容については適正であったと思いますが、もう少し早い時期に伝えらればよかったと思っています。

ただ、その方は武器取り試合や打撃を捌く打撃の捌き試合などにも反対されていました。
どうも一つの武道に複数の試合ルールがあるというのが納得いただけないようでした。
レスリングでもグレコローマンとフリースタイル、フェンシングでもエペ・フルーレ・サーブルなど複数の種目を行う競技はあるので、そこまで珍しい話でもないと思うのですが。

武器取りルールや打撃の捌きは、護身と言う面から多彩な場面に対応するために、目的に合わせてルールを設定し、それを試合で向上させるという考えで行っています。
ですが、その人は試合(競技)=実戦 という考えで、護身のために武器や打撃を捌く組手や試合を行うというのが考えにあわなかったようです。

もちろん、一つの競技に専念するアスリート思考自体は全く悪いわけではありませんが、合気道と言う護身要素の強い武道団体である当会の考え方とは方向性が合わなかったようです。

また競技についてもシンプルに考える方のようで、柔道=投げ 空手=打撃 合気道=関節技と考えているようで、合気道の試合に当身(打撃)がある事も不満だったようです。打撃=空手やボクシングであり、合気道で行うのはおかしいと考えているようでした。

しかしながら合気道は「当身が7割」ともいわれるほど当身を重視している武道ですので、私は合気道の試合に当身がある事は当然であると考えています。

私は@合気道は武道や護身術であり、A護身のために有効な技術を伸ばすのが試合であり、またB合気道は当身を重視する武道なので、試合に打撃があるのは当然と考えています。

@〜Bまでの考えがすべて私と反対の方でした。
人それぞれ考えていることは違いますし、考え方は色々あって良いと思いますが、その団体に所属する以上は郷に入れば郷に従うことが必要ではないかと思います。

言い訳になってしまい申し訳ないのですが、選手がまだ慣れていない技術へ不安に思っている事、主催者として安全性を確保する義務がある事などから、小回りが利く柔軟な姿勢を活かしたつもりで、試合近くの時期にルールを変更してしまい困惑させてしまったかと思います。

ですが、独立初期であり方向性が定まっていなかったこと、出場選手から提案である事、他の選手の積極的な賛成、安全確保に必要であったこと、など諸事情があったことを勘案いただけましたらうれしく思います。あくまでも合気道の試合であり、打撃系格闘技ではなく、また出場者も打撃のプロを目指しているわけではないという点にご留意いただければと思います。

もう少しくだけた言い方をするならば、合気道の道場に別の競技出身でその別の競技の考え方やルールをもとに動いている人が一人いて、その人のやっていた競技と考え方が違うことを文句を言われたという事です。

しかしながらたとえ一人であっても不満を抱かさしてしまったことには反省いたしております。

現在は試合の方向性やルールは定まっていますのでご安心くださいませ。



補足
初期のころは皆の意見を積極的に取り入れるのが良いと思っていたのですが、それを行うと武道への理解力が低い人の意見も取り入れることになり、右往左往することとなり団体としての方向性が定まらないことが分かりました。


できる限り専横的ではなく、よりよい合気道団体を目指したいと考えていますが、初期のように皆の意見を取り入れて素早く改正すると方向が定まらないと言われるので、バランスをとるのは難しいものだと実感します。

それぞれの要素に相反する点もありなかなか難しいことではありますが、自分自身の実力を磨き、他の皆さんの意見も参考にしつつ、ぶれない実戦合気道を目指してまいります。


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追記

約11年以上も前の創成期の軽微なルール変更について、良く事情を知らない人がコメントすることには驚きました。
確かに気を付けるべきことではありますが、11年も引きずる話か疑問に思います。
今回事情を説明いたしましたので、誤解が解ければ嬉しく思います。












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