判読、転写は写経に似ていないか  青年寄宿舎

表題のような気分がこの頃するのです。

寄宿舎の古い先輩たちが20前後の頃の日記を、わたしのような55歳前後から
80歳ほどまでなる中高年の、それも後期高齢者の多いスタッフが、丁寧に
書き起こしているのだけど、そんな年齢の不ぞろいを通り越しています。

古い人の息遣いをたどる、というそのことが、そうですね、どこか、
スピリチャルなのかもしれません。

スピリチャルというのは、普通、自分の先祖とのつながりであるのに、
この感覚は何だろう。

今日からあらたに昭和16年4月からの日記を書きお越しはじめました。
合計350pを群馬の大川、太田両氏、及びわたしと成田君とで分担。

今日の分には、こんなくだりがありました。出征のあったころ…

***************(昭和十四年@札幌の話です)

四月十四日 小雨後曇
今日の雨で庭前の雪も大分溶け、ところどころ土が見え出した。久しぶりで土が見られて何となくなつかしい。然し道が悪いのには大変悩まされる。学期初めであるのに先生方の講義が多い。**君漸く今日帰る。「皆様只今」とか黒板に書いてある(**)

十五日(土)
午後**氏予定通り荷物をまとめて退舎なさる。
舎生大部分出征兵を見送りに行く。
本日快晴なれど吹く風いたって冷たし。

十六日(日)
新学年初めての日曜日、皆いかに此の一日を過ごすべきかに苦心して?いるやうだ。午後より、**、*根、河*、渡*、:沼の諸氏手稲にスキーに出かける。内地ではもう櫻の満開として。夜九時過ぎ**副舎長帰舎さる。三*勝君入舎コンパ行われ、簡単なる各人の自己紹介にて○○○○○雑談に入る。
新入生の予約二、三入る。一日一日と雪も溶けて行くが馬糞風が其れにつれ強く○○ちと無情だ。

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