札幌の厚別モデル  林とこころ

先週の金曜日18日は、午後、計画行政学会の支部会の発表会があって、「人とつながりのアンケート」結果について30分発表しました。アンケートは盛りだくさんなので、一言では言えないのですが、土地への愛着、生活満足、定住の意志はとても関心の高いところ。道内10箇所で、約1200件の回収、回収の率は55%、昨年夏の実施です。
http://hkk.or.jp/kenkyusho/file/report_20110301.pdf

発表する際に、個人的に大変興味を持っていたのは、札幌青葉です。お気に入りトップの「交通の便」と3番の「生活の利便」の間の2番目に、「豊かな自然環境」が挙げられているのですが、ここで指摘、想定されている自然環境というのは、恐らく面積2000haの身近な野幌森林公園ではないかと推測したのです。

ヨーロッパの都市を魅力的に見せている要素に約2000haから5000haに及ぶ大規模な都市林(ウィーンの森は12万haと別格ですが)があってこれが市民に高く支持されている訳です。アメニティの元にもなっている。その同じ構図が、実は札幌青葉のお気に入り、に現れているのではないか。

さらに、そこでいう森林というのは、実は手つかずの、放置された緑、つまり「あればいい」という存在効果ではなく、野幌森林公園あるいは欧州のような、管理されて美的で、かつ人を呼び込むソフトもある都市林だ、という点が見え隠れしている、とわたしは考えています。

青葉地区の地域の環境は「自然と交通利便のミックスタイプ」というモデルじゃないかということができますが、いみじくも、作家の村上龍が10年ほど前に描いた『希望の国のエクソダス』では、若者たちが地域通貨などを駆使した理想的なエコタウンを建設していくのです。その想定地が野幌の周辺だった、というのも今になってみると、偶然にしてはできすぎている…。思い出して、ちょっと驚きました。

雑木林&庭づくり研究室
http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/index.htm
NPO法人苫東環境コモンズ
http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/commons00.html
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