老後と移住  林とこころ

少子高齢化についての座談会の企画に関わって傍聴しました。

高齢者の引きこもりもあり、「場」の意味がクローズアップされました。集い(集まる場所)は資源だ、とのコピーが妙に印象に残ります。集えば、色々なアイデアも自然とでてナニカが発生するということで、どうもそれが札幌はじめ現場の到達点の一つみたいでした。今、コミュニティカフェやゲストハウスに注目が集まっていますが、空き店舗対策をからめてなにかアイデアがうまれそう。

60歳台後半に見えるNPOのかたは、抗がん剤をうちながら少しつらそうに、高齢者の福祉現場をかたり、社会全体が向かわなければならない方向を示して見せます。都市社会学、家族社会学のふたりの大学教授は、現状を分析しつつそれと施策を行ったりきたりしてみせました。猛一人の先生は「おやじの会」を結構、熱く語りました。道の担当セクションの方は冒頭で北海道の現状をデータで示したあとは熱心な聞き役でした。

もう一人のスピーカーは移住者で有名な自治体のトップ。この首長さんは、本州からの移住者が、同じ市内にある限界集落の高齢者に対する冬季集住の政策経費に大声で反対を唱えていることをかなり残念そうに語り、そしてその方々の最終の指向は札幌であることを紹介されました。これは少なからずびっくりしました。つまり移住者とは所詮なんなのだ、という感じ。転出元とサバサバと別れ、転出先でもコミュニティからは距離を
おき、老後に医療の心配が発生する頃、医療の充実した札幌へまた転出する。

お金のある人はいいよね、という声が聞こえそう。そういうもんですかね。地域の人と土地と心中する、という選択肢はないんでしょうかね。わたしは個人的にソッチを選びます。

で、今回の座談会、福祉NPOの方の現場感覚に満ちた事例発言など、刺激的な、ある収束する考え方に触れました。つまるところ、リスクの分析とタスクの展開、とK教授は持論で結びました。

こうして雨漏りを後手後手で防いでいくのが世の中と割り切ってみます。悲観するばかりが手ではありません。福祉を消費するばかりが人生じゃないなあ、福祉を支援する土地の人になろうと思った次第です。」
雑木林&庭づくり研究室
http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/index.htm
NPO法人苫東環境コモンズ
http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/commons00.html
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