秋月電子で売っている1700円のUSBオーディオDACを改造して実用に耐えるように工夫した物です。
秋月のDACの改造例は色々な作例がネット上に公開されていますが、今回も例によって
ぺるけ氏の改造例をもとに改造しました。
ぺるけ氏は
トランス式と
FET差動式の2種類の改造例を公開しています。
最初、自分はFET差動式の方の制作例を真似て作ろうと考えていました。しかし、ひょんな事からタムラ製作所のTpAs-10sを入手することができ、それを使いたいがためにトランス式のDACを制作することにしました。
MCカートリッジの昇圧トランスのようなトランスが2個並ぶ
折角トランス式で作るのでケースはタカチのHENケースを奮発しました。
DAC本体は電解コンデンサを抵ESR品に交換し容量をアップしてあります。
電解コンデンサは全部、東信工業のUTWRZです。
フィルムコンデンサと抵抗器はキット付属の物も使用。
トランスを載せる基板は手元にあったサンハヤトの基板を使用。
配線材はいつも使ってる耐熱電線です。
肝心の音質ですが、とても良いです。
FET差動ヘッドホンアンプと組み合わせて使用してますが、クリアで非常に良い音です。
タムラのトランスが良いとは話には聞いていましたが、ここまで良いとは思っていなかったのでかなり驚きました。
この音質なら十分に実用に耐えると思います。
あと、USBにつなぐだけでこの高音質が手軽に楽しめるというのも良いです。
情熱の真空管

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