6AR5 UL風3結シングルアンプの項目です。
DIATONE DS−10Bと組み合わせ
ハラワタ
作品名:6AR5 UL風3結シングルアンプ
方式:UL風3結シングル
使用球:6AV6、6AR5
出力:1.3W×2
回路:何の変哲もないシングルアンプ
使用パーツ詳細:
シャーシ:LEAD P12
電源トランス:春日無線 KMB−150F
出力トランス:春日無線 KA−7520
チョークコイル:春日無線 KAC−5120
ボリューム:アルプスミニデテント(100KΩAカーブ×2)
点数:100点(自己満足)
コメント&解説
本当は5球スーパーの方を先に作るつもりが、大学受験のついでに秋葉原の春日無線にてステレオアンプ用のトランスを買ってきてしまい、そのトランスを使って組みあげたのが本機です。
当初の予定では6BQ5のシングルを組む予定でしたが、トランスの容量と手持ちに6AV6と6AR5があったので6AR5を使用しました。
6AR5といえばラジオ用として有名な球ですが、オーディオ用としてはあまり有名ではありません。でも、自分が思うに性能は6BM8やPCL86の5極部に負けない性能を持っていると思います。
と、いうわけで今回のアンプを製作したわけです。
回路自体はごくシンプルに、普通のシングルアンプです。ただし6AR5はUL接続とします。
ただ、出力トランスの5Kのタップを出力管の第2グリットにつないだだけなのでUL接続風ですね。どちらかというと特性は3結です。
あと、出力管のプレートから初段管のプレートに1MΩの抵抗を使いちょこっとだけ負帰還をかけています。
そのほかはごく普通の回路です。
いざ完成し、IPODとスピーカー(DS−10B)を接続し音を聞いてみると、意外と低音が出て驚きました。
サイズの小さい出力トランスなので低音域は期待できないと思っていましたが、普通の低音域なら難なく出ています。
さすがに重低音や大迫力の低音は無理がありますが、その分高音域や中音域がきれいに鳴ります。クラシックやJ−POP系の音楽に合うと思います。
実際に聞いてみて、6AR5でも3結(UL)にすれば他の球に負けない音がする事が解りました。エレキットのTU−870(6BM8シングル)にも条件次第では勝てると思います。
ただ、今現在6AR5の値段は高価らしくペアで3000円(GE)らしいです。場所によっては1本500円以下で買えるのに・・・。
今回の作品はアンプ入門者向きの内容ですが、性能は意外と高いです。
やっぱりロングセラーの球はいいね。
あと、春日無線のトランスは性能いいです。TANGOとか橋本とかより安いし、店長さん親切だし。(ぇ
ちなみに今はPC用のアンプにして使っています。オーバースペックか?
あと最後に・・・
やっぱ6AR5には裸のフルレンジが似合うと思うんだ。
ダイヤトーンのP−610なんてあったら最高なのに・・・

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