部品が集まりましたので制作に移ります。
ピンボケ写真多いです。ご了承を。
まずはシャーシの追加工をします。
穴あきシャーシと言っても少しは自分で穴あけをしなくてはなりません。

まずは前側にセンターポンチを打って小さな穴をあける。

その穴をリーマでグリグリと広げて。

バリ取りナイフで仕上げてやればイヤホンジャック用の穴の完成!!

ボリュームの軸も万力で固定して金鋸で適度な長さに切断します。
次にラグ板に部品を取り付けていきます

20P平ラグ板の真ん中の固定孔はあらかじめスペーサを付けておきます。
スペーサとナットはプラスチック製を使用した方がよいでしょう。

実態配線図を元にどんどん部品を取り付けていきましょう。

どんどん、どんどん・・・

失敗しないように慎重に・・・

この調子で電源部も・・・何気にダイオードの足太い。

電源部の部品が付いたぞ!!

最後に大きいコンデンサとリード線を引き出して完成!!
これで20Pの平ラグの組み立ては終了。

縦ラグにカップリング用のフィルムコンデンサを付けておこう。
次はいよいよシャーシに部品を組み込んでいく。

シャーシには軽い物から取り付けていきます。ターミナル類や端子類、真空管ソケット等から先に取り付けると楽。

トランス類は最後に取り付けた方が楽だ。(重いから)
トランスカバーもこの時点で取り付けてしまった。
部品の取り付けが終わったら、次はいよいよお待ちかねの内部配線だ。

まずはヒーター配線から。できはまずまず。
ついでに電源SWのLEDの配線も行う。

入力のピンジャックの部分の配線。
シールド線?はて、なんのことかな?(コラ
シールド線を使っていませんが、ハムノイズは出なかった。

ボリューム周り
シールド線じゃないのでそんなに難しくないです。ラグ端子タイプのVRは配線が楽でいい。(前に2CP601の配線に失敗したことが・・・)

PCL86の第2グリッドの150Ωはソケットに直に付ける。

ラグ板とソケットをリード線でつないでいく。
どんどん繋いじゃいましょう。

線をつなぎ終わったシャーシ内部。
線が長かったのかちょっと汚い・・・気が向いたら直そうかな
イヤホンジャックは結局配線していない(何のために付けた・・・)
後はハンダ屑を取り除いて、とりあえずパーツの取り付け方向や配線ミスがないか念入りに確認する
間違いはなさそうだ
とりあえず裏蓋を仮どめして真空管を挿さずに電源を入れてみる。
コンデンサは無事、へんな異音や匂いもしない OK
いよいよ真空管をさして電源を入れてみる

真空管のヒータは両方とも赤く点灯。 OK
どうでもいいスピーカとCDプレイヤーにつないで音を出してみる。
1発で音が出た。ひとまず安心・・・
最初に音を聞いて分かるのが「低音域」が良く出ていること。
お世辞にもこの小型フルレンジは低音域があまり出ないスピーカなのだが、ちゃんと低音域が出ている。
しかも下品なボフボフしたような低音ではなく、自然な感じの低音だ。
もちろん高音域も良く聞こえる。
簡単な1W出力のシングルアンプでこの音質が出ることに素直に驚く
PCL86のシングルでこの性能が出るのなら大満足だ。
普通に常用アンプとして利用できる性能を持っている。
これから暫くはこのアンプが常用アンプになりそうだ。
最後に、部品頒布と制作例を公開してくださっているぺるけ様、ありがとうございます。
家族に6N6Pミニワッター返してもらわないと・・・
スペシャルサンクス:
情熱の真空管 ミニワッター

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