
毎度のことながら完成間近でさんざん足踏みしたものの、ようやく完成しました。
カウルの再塗装の際にマークセッターで塗装を溶かしてみたり(こんなことってあるのか?)、土壇場でユニバーサルジョイントが外れたり・・・。
従ってジョイントの可動は断念する羽目になりました。残念!
あげくは愛用のピンセットが折れるというトラブルまで、今まで経験したことのない実力炸裂ぶり。
それでもロータス72E以来ほぼ7年ぶりのF1の完成、感慨深いなぁ。(しみじみ)
なんとかもう一度フルディテール・F1を完成させたいとは思っていましたので素直に完成がうれしい。
きっかけを作ってくれたのは昨年3月、友人のサイトに書かれたこのことば。
「(Yさんは)49Bや312Tのようなフルディテールを作るのはもうつらいかもしれません・・・・」
う〜ん、痛かったなぁ、反論できなかったもんね。
しっかし、こう言われちゃ黙ってられないでしょ。勝手に決めるなぁ!っとばかりメラメラとテンションをあげていったのでありました。
「NNOCENT EYESはロータス72で終わってる」っという痛〜い風評(これも反論できない)も耳にしていたし、このまま死ねるか!ってなもんです。
といってもいきなりは不安があったし、挫折も正直怖かったのでF2のロータス48でウォーミング・アップ。
そこそこイケる自信をつかんでからの製作となりました。
折りしもオールホンダ39年ぶりの優勝、作るなら20年近くほったらかしのRA273と決めていました。
目標は今年の3月、そのくらいのつもりで作れば多少遅れたとしても5月の
ホビーショウには何とかなるでしょう。
っと私としては周到に計画して強い決意で臨んだつもり。
ま、予想どり少々遅れての完成となりました。
こうして完成したモデルを眺めていると、自分自身を見ているような気がします。
決して美しいわけでもないし、ウマいわけでもない。あちこちソツや手抜きもあるし見られたら恥ずかしいところもあるけれど、自分なりのこだわりもあるし、誇りたいところも少しはある。
なにより自分自身の作品以外には見えない。誰が見ても「Yさんの作だね」と思ってもらえるものにはなっていると思う。
だから何のてらいもなく言わせてもらえば出来の良し悪しは関係なしに、このモデルがとても気に入っている。
いつか雑記帖に「汝の作を愛せよ」と書いたことがありますが、愛せるモデルができたことを素直に喜びたい。

というわけで久々、本日のBGMはデイビッド・クロスビー
「Oh Yes I Can」でした。
ご声援、ご協力いただきました皆さん、ありがとう。

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