2010/10/1
とけいそう

トケイソウ科 トケイソウ属の常緑つる草です。
種の数は約500、栽培品種はそれらが掛け合わされてできるためにさらに数が多いそうです。
中央アメリカや南アメリカの熱帯・亜熱帯域が原産地ですが、世界中で観賞用に広く栽培されます。庭先などに植えられ、アーチ状に這わせているところもあります

挿し芽にすることで簡単に増やすとこができます。
和名は三つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える特徴のある花を咲かせることに由来します。
英名パッションフラワーpassion flowerは、「キリストの受難の花」の意味で、イエズス会の宣教師らによってラテン語でflos passionisと呼ばれていたのを訳したものです。
16世紀、原産地に派遣された彼らは、この花をかつてアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用しました。
それによればこの植物はキリストの受難を象徴する形をしており、花の子房柱は十字架、三つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、五枚の花弁とガクは合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍だそうです

この絵は弥生さんが今秋のボタニカアルアート展に出品され、入賞された作品です

三種類のトケイソウを探すことからはじめ、三か月を費やして描かれた力作です。
白っぽいのはセツさんのお宅の 真ん中のものは優子さんのお宅の
右のは、お店で購入されたものです。
何回も描き直されて、活き活きとした作品に仕上がりました。
本当によかったです

実は丸っぽく、秋にオレンジ色になります
この実はセツさんのお宅に付いた実です


みやこさん・浩子さんも入選され、嬉しい秋になりました

