2012/11/17
菊

キク科キク属の日本の秋を代表する花です。
奈良時代に中国から渡来したようですが、国内には数十種の野生の菊もあります。
園芸品種が数千ともいわれています。
中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、陰暦の9月9日(重陽の節句)には菊酒を飲み長寿の祈願をしたのが 日本にも伝わり菊の花を酒に浮かべて飲み花を観賞する「重陽の宴」が明治時代まで催されるようになりました。
現在では皇室園遊会(観菊御宴)として行われています。
日本で春の桜に対して秋の菊となったのは、鎌倉時代の初めに後鳥羽上皇が菊の花の意匠を好み、「菊紋」を天皇家の家紋としたころからのようです。
花言葉は

「心あてに折らばやをらむ初霜のおき惑わせる白菊の花」

小倉百人一首より
「冬菊の まとふはおのが ひかりのみ」

水原秋櫻子(みずはらしゅうおうし)
菊の別名としては「花の弟」「陰君子」「齢草(よわいぐさ)」があります。
この絵の作者は裕一郎さんです。
特に三色の菊の花びらが見事に美しく描かれているとおもいます

御夫婦で毎週教室にいらっしゃるようになって10年
土曜日教室は家族のようなお付き合いをさせていただいてます。
関西出身の太陽のように明るい奥様と寡黙(だった?)な御主人
年月の過ぎるはやさを今更ながら感じます。
いつまでも素敵なご夫妻でいてくださいね

そして素晴らしい絵を描き続けてください。
