2013/12/28
能楽の祭典

何年前か少し能楽に興味をもち何回か通った観世流山本章弘さんの能楽講座。
今回は平和市民能楽堂で能楽の祭典として開催されました。
私はやはり最後の演曲でしたが山本さんの能「土蜘蛛」
が一番楽しめました。
重い病に伏せる源頼光の元へ、侍女の胡蝶が処方された薬をもってくる。
心細くなっている頼光を励ますも、病は重くなる一方だった。
夜が更け、頼光の元に見知らぬ僧が現れ、病状をたずねる。
頼光は不審に思い、近づいてくる僧を良く見ると、蜘蛛の化け物であった。
病の原因は蜘蛛であったと悟った頼光に、僧は糸を投げかけからめようとする。
頼光がとっさに枕元にあった源家相伝の名刀「膝丸」を抜いて切りつけると、僧は姿をけしてしまう。
何事かと掛けつけてきた侍臣、独り武者に、頼光は一部始終を語る。
それを聞いた一人武者葉、従者とともに武装をして、流れた血痕を頼りに蜘蛛の化け物を追っていく。
ある古塚に行き当たった一行はすぐに突き崩し石を掘り返す。すると塚の内より土蜘蛛の精があらわれる。
土蜘蛛は蜘蛛の糸を投げかけ苦しめるが、一行は果敢に戦い、ついに切り伏せ退治する。
独り武者葉土蜘蛛の首を落としたとし、これで頼光の病も治るだろうと喜んで京へと帰っていくのだった。
というあらすじ
瞬きもできないほどの迫力ある演技に4時間も座っていたことも忘れ見入っていました。
所作や一瞬の動きが素晴らしい!!
日本の伝統芸能です。
もちろん「楊貴妃」も幽玄な世界を堪能できてすばらしかったです。
また機会があれば見たいと思いました。
