2012/5/7

一枚の資料から―日車標準車体(下)  ミニ資料室

さて、とある資料をご紹介したいと思う。

「鋼製電動客車 19」
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左が裏面/右が表紙

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中面

廃止時まで活躍したモハ19号は、1960年に車体更新の上誕生したことは上編でご紹介した。
その19号の車体更新時に発行されたと思われる資料が、こちらである。
今から52年前に発行されたものであるが、カラー(3色)刷りであることからも、会社側の気合の入れ具合が伝わる。
また、裏面には、沿線案内と製造元である日車の広告が入っていることから、この資料は周辺の私鉄各社などにも配布したのではないかと推測される。

中面の文言には、「…外観ならび室内諸設備とも近代的に設計製作された実用車であって不燃化構造はもちろん保守点検の簡易化に十分な考慮が払われ、また外粧、内粧にも十分な色彩調節を計り…」とある。
この頃に製造された国鉄101系電車と比べてもそう劣らないくらいの(実際は片引扉や木床だったりするなど、大きく異なるが)スッキリとした車体や内装をもった“新型”車の登場は、非常に大きなことであり、このような資料を作成したのであろう。

尚、この資料の複写を近日中に11号車内に掲示する予定です。


※引用資料
・「鋼製電動客車 19」(新潟交通株式会社 日本車輌製造株式会社)
・「車両竣功図表」(新潟交通株式会社電車部)
・「鉄道ピクトリアル」各号 (鉄道図書刊行会 刊)
・「レイルマガジン」各号 (ネコ・パブリッシング 刊)



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