2012/1/19  23:10

素晴らしきトリオのきらめき  音楽

昨晩はBillboard東京へDaniel Lanoisを聴きに行ってきた。会員特典で同伴者1名無料なので
国営放送系出版編集者のIさんをご招待致しました。但しカジュアル席でドリンク無ですが。

1stなので定刻の19:00になるとメンバー3人が出てきた。ステージ真ん中に妙にこじんまりと
機材が固まっている。近くで演奏することにより、メンバーの息吹を感じながらそれぞれが
反応していたような気もする。Brian Bladeのドラムセットは真ん中ではなく、左に位置していた。
Lanoisがエレクトリック・マンドリンを手にし演奏が始まった。音が出ると曲はすぐに分かった。
"The Maker"だ。Emmylou HarrisやWillie Nelsonもカバーしたこの曲を彼のベストに上げており
これ1曲ではまった。翳りのあるボーカルにベースのJim Wilsonが付けるコーラスが加わると
何ともゾクゾクした。Jimは以降もコーラス以上にツイン・ボーカル的にサポートし、効いていた。
Daryl JohnsonではなくJimを用いたのは彼の声が欲しかったためなのか。終盤でLanoisが
キック1発エフェクターを踏めば、その音はマンドリンを超えてギターに昇華したのだった。
もう1曲マンドリンを弾いてレスポールに持ち替える。トリオでボーカルも取っている為か、
間奏部では堰を切ったように激しくネックを揺すってギターを弾き倒す。時にNeil Youngの
影も感じるが、共にカナダ人。寒い冬の夜のように、静かに幽玄な香りが漂っていた。
"The Messenger"はそんな感じの強い曲だった。「ここの眺めは素晴らしい」と彼が言ったからか
珍しくも演奏途中で後ろの幕が開き六本木の夜景を映し出したのでした。森林とスケート場の
風景は、故郷カナダを思い出させるものだったのかもしれない。Lanoisはペダル・スティールも
弾いたが、何を弾くにも指弾きの職人肌のギタリスト。意外にライヴ慣れしている感じもしたね。
しかし個人的にはBrian Bladeのタイコの叩きっぷりに見とれていた。手数が多く、しなやかな
スティックさばきはホントに素晴らしい。Lanoisが手放さないのも分かるが、自分としても
バンマスとしてJazz畑を中心に大車輪の活躍。よく一緒に来てくれました。最高のプレイを
見せたね。知らない曲もあったが後半も"Shine"、"Duo Glide"など歌心を感じさせるもの多し。
意外に歌を真ん中に置いた演奏で嬉しかった。アンコールなしの約80分。"Rocky World"も
聴きたかったが、まあ文句は言うまい。思ったよりも遥かに良いトリオの演奏だった。
次はBlack Dubで来てくれないものか。火照った体を覚ましに、I氏と夜の街へと向かうのでした。

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