2014/2/23  10:50

コクーンにて  

演劇に過剰な思い入れはないが、シアターコクーンでのオンシアター自由劇場には結構
足を運んだものである。六本木時代は知らないが、丁度ワタシが札幌へ赴任していた時代に
東急文化村がオープンし、シアターコクーンも串田和美氏が芸術監督に就任、自由劇場も
本拠として使っていた。そんな具合で東京へ1991年に戻って以来、氏が芸術監督を辞し
劇団を解散する1996年までは結構観に行った。2010年に同窓会的に「上海バンスキング」が
上演された時も、嬉々として足を運んだものです。そして昨日は「もっと泣いてよフラッパー」の
再演を観た。「上海バンスキング」の時とは異なり、串田氏は自由劇場のメンバーではない
俳優を使っての再演である。本は生きると言う事なのであろう。個人的には吉田日出子の
ふわふわした感じが大好きなので残念ではあるが、松たか子の演技と歌にも注目でした。
開場前の入口付近に笹野高史氏をお見かけした。劇団出身で映画・TVと大活躍しているが
やはり気になっているのか見にいらっしゃってましたね。

結果として、この本の素晴らしさはキャストが替わっても生きるということ。禁酒法時代の
シカゴの劇場に集うダンサー達のエレジーであるが、場面がコロコロ変わりながらも散漫な
印象はない。音楽劇だけに生演奏が見ものなのだが、ダージリン(佐橋佳幸&Kyon)を
中心としたビッグバンドは素晴らしい演奏を付け続けた。佐橋氏は妻たか子姫の後方支援を
つつがなく勤めていたね。そしてクラウンとして出演し、クラリネットも吹いた演出の
串田和美氏は時空を超えて本劇に永遠の命を吹き込む。ラストのオールスターでの主題歌
「もっと泣いてよフラッパー」の演奏・歌唱に会場からは大きな拍手が与えられ、何度も
カーテンコールを繰り返すのでした。開演13:30、終演17:00、休憩15分の長丁場も
長さを感じさせなかったのは流石。自由劇場亡き今も、彼らの残した本には数々の遺産が
残されている。

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