2021/5/12  12:16

「Mトレイン/パティ・スミス」を読了  

図書館で借りて来た「Mトレイン/パティ・スミス」を読了。昨年11月に発刊されたもの。
以前出ていた「ジャスト・キッズ」に続く二冊目の回想録。こちらは買ったが今は無い。
前作がパティ・スミスに成るまでの話なら、本作はパティとしてのその後か。
現実と夢の世界、はたまた死との関りを詩的に綴っている。しかし彼女は読書家だ。
亡くなった夫のフレッド・スミスが度々文中に現れる。今も彼女の中に占めるものは大きい。
日本を訪れ、小津安二郎や芥川や太宰の墓参りをする記述もある。
更に村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」にご執心等、我らにとって身近なものを感じさせる。
他の墓参りのシーンもいくつかあると思えば、TVドラマを愛する等人間臭さも感じさせる。
通い慣れたカフェの閉店や購入した海沿いの家がハリケーンで壊されるなど喪失の記述もある。
それでも彼女は今を生きていく。米国では新作回想録「猿の年」が昨年発刊されたらしく、
また読む機会は訪れるのかもしれない。さあ、図書館へ返却に行くとします。

吐息が白くなる冬の日、ガーデンホールの周りで開場を待っていたのは25年程前の事。
彼女が出てきて"People Have The Power"を歌い始めた時のオーラは凄かった。
ジョン・レノンが歌う"Power To The People"を思い出さすにはおられなかった。

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