2010/4/26
こしあぶら採取時の危険!Aツキノワグマ こしあぶら
こしあぶら(コシアブラ)の採れる山にはツキノワグマも沢山住んでます。
どちらかというと、彼らのテリトリーに私達が入っていく感じです。
サファリパークみたいなものでしょうか?
里山ではあまりお目にかかることはありません。
私は会ったことがありません。
が、誰かが目撃すると、この村全体に放送されます。
「ピンポンパンポン〜○○地区に熊が目撃されました〜」
という感じです。
山菜や、きのこの時期になると決まって何度か放送されるので、いることはいるのでしょうが、たいした数ではないのでしょう。
ところがこしあぶらを採りに行く高山のほうでは頻繁に遭遇します。
10回行けば3回は会えます(笑)。
昨年、妻(松戸市出身)と、メンバー4人で出かけた際の話。
「山」と言ってもいろんな山があり、ここは「深山」と言えます。
車でなんとか通れなくもない山道路を走ります。
普通の乗用車ではもったいなくて入れません。
傷だらけになっても困らない車、かつ小回りが利く小さいものが良いです。
(古く、穴の開いたようなジムニーなんかが理想)
これ以上は無理、という所までは車で、そこからは勿論徒歩。
「怖い怖い」と言いながら着いてくる嫁もたいした度胸です。
登山道など勿論ありません。
道なき道を15分ほど歩きます。
毎年採る場所で、暗い木立の中。
杉林なので本当に暗いです。
しかし、女性でも採れるくらいの低い木がたくさんあります。
怖いので、最初は4人で固まっているのですが、あちこちに次々と極上の太いこしあぶらが見えてくると、もう熊さんの事は忘れてしまいます。
4人ともバラバラになって、カゴをいっぱいにした頃です。
一度、嫁と車に戻りこしあぶらを下ろし、再度もとの場所まで戻ります。
池(というか沼?)があり、その周りは開けていて明るいです。
天気も良く、先ほどまでの暗い森とは違う開放感がありました。
気持ちが良いので「ひと休み」したかったのですが、休んでる暇はありません。
さっそく探し始めます。
私が数本の木を見つけ、摘んでいたときです。
嫁から、「その先にもう1本あるよ」
と声をかけられました。
ちょうど腰の高さくらいの低い木です。
大きさもちょうど良い、極太のひと口サイズ。
さて採ろうと手を伸ばしたその時です!
私とこしあぶらの延長線上に沼があります。
私の手とこしあぶらの先、その沼の手前に、
「巨大で、丸くて、真っ黒い物体」が見えたのです。
この時期、周りは「緑」の葉と、土の「茶色」が視覚のほぼ100%を占めます。
それゆえ、「真っ黒」という色は、非常に目立ちます。
その瞬間、頭の中にピンとひらめきました。
「そうだよね。危険だね。」と。
〜次回につづく
どちらかというと、彼らのテリトリーに私達が入っていく感じです。
サファリパークみたいなものでしょうか?
里山ではあまりお目にかかることはありません。
私は会ったことがありません。
が、誰かが目撃すると、この村全体に放送されます。
「ピンポンパンポン〜○○地区に熊が目撃されました〜」
という感じです。
山菜や、きのこの時期になると決まって何度か放送されるので、いることはいるのでしょうが、たいした数ではないのでしょう。
ところがこしあぶらを採りに行く高山のほうでは頻繁に遭遇します。
10回行けば3回は会えます(笑)。
昨年、妻(松戸市出身)と、メンバー4人で出かけた際の話。
「山」と言ってもいろんな山があり、ここは「深山」と言えます。
車でなんとか通れなくもない山道路を走ります。
普通の乗用車ではもったいなくて入れません。
傷だらけになっても困らない車、かつ小回りが利く小さいものが良いです。
(古く、穴の開いたようなジムニーなんかが理想)
これ以上は無理、という所までは車で、そこからは勿論徒歩。
「怖い怖い」と言いながら着いてくる嫁もたいした度胸です。
登山道など勿論ありません。
道なき道を15分ほど歩きます。
毎年採る場所で、暗い木立の中。
杉林なので本当に暗いです。
しかし、女性でも採れるくらいの低い木がたくさんあります。
怖いので、最初は4人で固まっているのですが、あちこちに次々と極上の太いこしあぶらが見えてくると、もう熊さんの事は忘れてしまいます。
4人ともバラバラになって、カゴをいっぱいにした頃です。
一度、嫁と車に戻りこしあぶらを下ろし、再度もとの場所まで戻ります。
池(というか沼?)があり、その周りは開けていて明るいです。
天気も良く、先ほどまでの暗い森とは違う開放感がありました。
気持ちが良いので「ひと休み」したかったのですが、休んでる暇はありません。
さっそく探し始めます。
私が数本の木を見つけ、摘んでいたときです。
嫁から、「その先にもう1本あるよ」
と声をかけられました。
ちょうど腰の高さくらいの低い木です。
大きさもちょうど良い、極太のひと口サイズ。
さて採ろうと手を伸ばしたその時です!
私とこしあぶらの延長線上に沼があります。
私の手とこしあぶらの先、その沼の手前に、
「巨大で、丸くて、真っ黒い物体」が見えたのです。
この時期、周りは「緑」の葉と、土の「茶色」が視覚のほぼ100%を占めます。
それゆえ、「真っ黒」という色は、非常に目立ちます。
その瞬間、頭の中にピンとひらめきました。
「そうだよね。危険だね。」と。
〜次回につづく