3月9日まで法隆寺の修復、薬師寺の伽藍再建にかかわった宮大工、西岡常一さんのドキュメント映画が上映されています。
木造では耐震・耐火が十分ではないと、学者先生たちよりコンクリートや鉄を使用することを要求され、それと対峙しながら大工棟梁としての意地を果たした姿。
薬師寺の復元には樹齢2千年のヒノキが必要、日本国内探し回っても日本には樹齢500年以上のヒノキはなかったとのこと。
台湾には樹齢2千ー2千5百年のヒノキの森があり、そこから調達。これらの木は切られた後もまた2千年生き続けるといいます。「木を長く生かす」ことの大切さを説かれています。

月曜日はお得ですよ。

おすすめ本
川越と角館にお住まいの作家、塩野米松さんが西岡棟梁に聞き書きした本。小川三夫さんは西岡さんの後継者です。西岡さんの二人の息子さんはお父さんの苦労の姿をまじかに見たせいか後を継ぎませんでした。

塩野さんには以前このブログでもインタヴューをさせていただきました。芥川賞候補に何回もなられています。イギリスの頑固な職人さんたちへの聞き書きでも有名です。

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