カレンダーや日めくりには「人生の教訓」みたいなのが書いてあるものがありますね。・・・
「今日やることを明日に延ばしていると、怠け心も積み重なってゆく」、とか、
「人生の真の喜びは、苦しさを乗り越えた体験から生まれる」、などといった恐ろしい言葉が書かれています。
私はこういうのを見るたびにそれらの言葉が胸に突き刺さり、「ああ、俺はダメだ、ダメ人間なんだもう人生終りだ、、」と、とても暗い気分になります。
そこで、世界歴史上の偉人の人たちの言葉ならいいんじゃないか?ということで、作ってみました。
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とつぜんですが、、
みなさんは、「人生はゲームだ」、などと思っていませんか!!??
残念ながら、それは完全に誤り、間違いです。
いるんだわ、そういうやつ。たくさん。
たとえば、、、
マザーテレサの名言:人生とは
人生はゲームです、楽しみなさい。
、、、。
うっさいわ、ババアが!!
、と悪寒が走りますね、マザーテレサ。ほんとにイヤないじわるばあさんだ。
では人生とはなんでしょうか?
ここにひとつの本がありまして、山口瞳の「新入社員諸君!」というのなんですが、
これは約半世紀もの昔、日本では、「おーモーレツ!!」などという言葉が飛びかっていたという時代に書かれたモノです。わたしも愛読しています。
その中の一項、「紳士とは何か?」という項目にはこうあります、
1)大陸ではアリストテレスやモンテーニュやホラティウスを引用するのが教養ある人々である。
英国では無学の人だけが知識をひけらかすことになっている。
2)大陸では紳士は流暢にスムーズに話をする。
英国ではオクスフォード流に口ごもりながら話すのが真の紳士である。
3)大陸の紳士は怒りっぽい、情熱的である。
英国ではユーモアのセンスがないと言われたときだけ腹を立てる。
以下云々、、イギリス人が目の敵にする大陸との違いを面白おかしく書いてあるわけですが、そのラスト、
大陸では「人生はひとつのゲームだ」と思っている。
英国ではクリケットがゲームなのである。
、、、
英国ではクリケットがゲームなのである。
でしょうが。ふつうに考えて。
だいたいが、「人生をゲームと考えると上手く行く」、なーんていってるコーチングが盛んなようですが、そんなもん信じる奴は阿呆です、バカです。
人生はゲームなんかじゃない、ただ食って寝て起きてるだけです。
味わい深いエゲレス紳士のひと。
まあ、イギリスていう国も、私ら文明国な日本人から見たら、品のない、野蛮な国家で、美的センスのカケラもないよな、どーしようもないんですけど、そこらへんの考えかたは見倣いたいなと。
そんな2月のカレンダー、よろしかったら
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